5日目の朝一でマラニックを終了し、あとは観光地巡りだ。寄りたいところばかりで忙しいが、まずは、今帰仁村の今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)に寄っていく。今帰仁城は、琉球が中山に統一される前の「三山鼎立時代」には山北(北山)王の居城とし、また中山が三山を統一後には琉球王府から派遣された監守という役人の居城だった。外郭を含めると7つの郭からなり、その面積は首里城とほぼ同規模で、城を囲む石垣は地形を巧みに利用し曲線を描き、城壁のディテールは美しく、沖縄屈指の名城だという。ここも、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としての世界遺産リストの一つだ。観光ガイドの人に城の模型を見ながらその歴史を聞く。
緩やかなカーブを描く城壁が美しい。
平郎門。今帰仁城の正門で、昭和37年に修復され、現在の形になっている。門は狭く、やや窪んだ位置に造られているため、攻めにくい構造になっている。両側に2つずつ開いている狭間は、門番が外を見張るための、のぞき窓である。
「テンチジアマチジ御嶽」。今帰仁城跡にはいくつかの聖地があるが、そのなかで最も神聖な場所だ。かつて、そこには霊石があったといわれている。霊石は北山の守護神でもあったが、北山王の最期、自害する際に霊石に向かって「お前だけ生き残ることは許さぬ」と、十文字に切り裂いてしまった。割れてしまった霊石は誰かに持ち去られてしまったといわれ、現存していないそうだ。
主郭(本丸)から、志慶真門郭(しげまじょうかく)方向を眺める。その先には美しい海が広がっている。
それにしても今帰仁を“なきじん”と読むのはどうも違和感がある。色々調べてみたが、今帰仁を“なきじん”と読むようになった由来は未だにはっきりしないようだ。
次に向かったのは、沖縄に行ったら誰もが一番行きたいという“美ら海水族館”だ。階段を下りていくと広大な海洋公園となっており、美しいビーチの先には、特徴的な形の山がある島が見える。
この島は伊江島といい、島の中央東側に位置する『城山(伊江島タッチュー)』は、沖縄八景のひとつと言われる172mほどの山だ。沖縄の富士山と言っても過言でないほど、沖縄での知名度は高いそうだ。タッチューとは沖縄の言葉で、とがっているものという意味で、今回そこ迄はいけないものの、かなり興味がわいた。
さて、水族館の中に入ると、珍しい海中生物をいくらでも見ることができる。これは、水色の背中の大きなニシキエビ。
クラゲがフワフワと泳いでいる。
巣穴から体をニョロリと伸ばして、水中をゆらゆらと漂う姿がユニークな生き物、チンアナゴ。
美ら水族館のメインスポットである巨大な水槽の中には三匹の大きなジンベエザメが泳ぐ姿や、マグロやマンタなど迫力ある泳ぎを楽しむことができる。
時を忘れてしまうくらい、いつまで見ていても飽きない水槽だ。
世界最大のエイ、ジャイアントマンタも悠々と泳いでいる。
美ら海水族館のもう一つの人気スポットは、無料で観覧できる「オキちゃん劇場」のイルカショーだ。開始時間に合わせて行くと、既に大勢の観客で一杯となっていたが、なんとか場所を確保して観覧する。沖縄民謡の音楽に合わせてイルカがヒューヒューと鳴いている。
定番のジャンプシーンは迫力がある。
イルカショーが終わり、しばらくするとイルカの餌やり体験の整理券を配るという放送が入り、さっそく整理券をもらって餌やり体験もしてきた。
バケツに入った小さな小魚をイルカの口めがけて落とすだけなのだが、やっぱり近くで見ると大きい口が怖くて、あまり手を近づけることはできない。
美ら海水族館を出て次に向かったのは、名護市にあるオリオンビールだ。本土では、キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーの4社がシェアを分け合っているが、沖縄県内シェアは5割を超すという県民ビールの会社だ。工場見学ができるオリオンハッピーパークには、引きも切らさず観光客が入っていく。
予約していた時間前に無事到着し、ガイドの案内の元、ビール製造工程の説明を聞く。
大きな蒸留窯。
窓越しにビールの貯蔵タンクを眺める。
ビールのビン詰ライン。あいにく休日だったのでラインは止まっている。
工場見学終了後は、お目当ての試飲コーナーだ。出来立ての生ビールをさっそくいただく。一人2杯まではOKということで、ビール好きのメンバーはすぐに2杯目も飲み干していた。
この日最後の観光スポットは、沖縄本島北部の恩納村にある万座毛(まんざもう)だ。象に似た岩が見えるポイントが一番人気の絶景ポイントである。
万座毛は、沖縄きってのリゾートエリア。どこまでも青い海と空、広場の緑が美しい人気スポットだ。名前の由来は、「万人も座する草原」(毛とは草原のこと)琉球王朝時代、尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したことだと言われている。
色々見て回っているうちに、時間は17時を回っていた。宿に着くと18時近くになってしまった。
「2019沖縄一周いいとこ観光マラニック:6日目観光前半」に続く。
緩やかなカーブを描く城壁が美しい。
平郎門。今帰仁城の正門で、昭和37年に修復され、現在の形になっている。門は狭く、やや窪んだ位置に造られているため、攻めにくい構造になっている。両側に2つずつ開いている狭間は、門番が外を見張るための、のぞき窓である。
「テンチジアマチジ御嶽」。今帰仁城跡にはいくつかの聖地があるが、そのなかで最も神聖な場所だ。かつて、そこには霊石があったといわれている。霊石は北山の守護神でもあったが、北山王の最期、自害する際に霊石に向かって「お前だけ生き残ることは許さぬ」と、十文字に切り裂いてしまった。割れてしまった霊石は誰かに持ち去られてしまったといわれ、現存していないそうだ。
主郭(本丸)から、志慶真門郭(しげまじょうかく)方向を眺める。その先には美しい海が広がっている。
それにしても今帰仁を“なきじん”と読むのはどうも違和感がある。色々調べてみたが、今帰仁を“なきじん”と読むようになった由来は未だにはっきりしないようだ。
次に向かったのは、沖縄に行ったら誰もが一番行きたいという“美ら海水族館”だ。階段を下りていくと広大な海洋公園となっており、美しいビーチの先には、特徴的な形の山がある島が見える。
この島は伊江島といい、島の中央東側に位置する『城山(伊江島タッチュー)』は、沖縄八景のひとつと言われる172mほどの山だ。沖縄の富士山と言っても過言でないほど、沖縄での知名度は高いそうだ。タッチューとは沖縄の言葉で、とがっているものという意味で、今回そこ迄はいけないものの、かなり興味がわいた。
さて、水族館の中に入ると、珍しい海中生物をいくらでも見ることができる。これは、水色の背中の大きなニシキエビ。
クラゲがフワフワと泳いでいる。
巣穴から体をニョロリと伸ばして、水中をゆらゆらと漂う姿がユニークな生き物、チンアナゴ。
美ら水族館のメインスポットである巨大な水槽の中には三匹の大きなジンベエザメが泳ぐ姿や、マグロやマンタなど迫力ある泳ぎを楽しむことができる。
時を忘れてしまうくらい、いつまで見ていても飽きない水槽だ。
世界最大のエイ、ジャイアントマンタも悠々と泳いでいる。
美ら海水族館のもう一つの人気スポットは、無料で観覧できる「オキちゃん劇場」のイルカショーだ。開始時間に合わせて行くと、既に大勢の観客で一杯となっていたが、なんとか場所を確保して観覧する。沖縄民謡の音楽に合わせてイルカがヒューヒューと鳴いている。
定番のジャンプシーンは迫力がある。
イルカショーが終わり、しばらくするとイルカの餌やり体験の整理券を配るという放送が入り、さっそく整理券をもらって餌やり体験もしてきた。
バケツに入った小さな小魚をイルカの口めがけて落とすだけなのだが、やっぱり近くで見ると大きい口が怖くて、あまり手を近づけることはできない。
美ら海水族館を出て次に向かったのは、名護市にあるオリオンビールだ。本土では、キリン、アサヒ、サッポロ、サントリーの4社がシェアを分け合っているが、沖縄県内シェアは5割を超すという県民ビールの会社だ。工場見学ができるオリオンハッピーパークには、引きも切らさず観光客が入っていく。
予約していた時間前に無事到着し、ガイドの案内の元、ビール製造工程の説明を聞く。
大きな蒸留窯。
窓越しにビールの貯蔵タンクを眺める。
ビールのビン詰ライン。あいにく休日だったのでラインは止まっている。
工場見学終了後は、お目当ての試飲コーナーだ。出来立ての生ビールをさっそくいただく。一人2杯まではOKということで、ビール好きのメンバーはすぐに2杯目も飲み干していた。
この日最後の観光スポットは、沖縄本島北部の恩納村にある万座毛(まんざもう)だ。象に似た岩が見えるポイントが一番人気の絶景ポイントである。
万座毛は、沖縄きってのリゾートエリア。どこまでも青い海と空、広場の緑が美しい人気スポットだ。名前の由来は、「万人も座する草原」(毛とは草原のこと)琉球王朝時代、尚敬王が「万人を座するに足る」と賞賛したことだと言われている。
色々見て回っているうちに、時間は17時を回っていた。宿に着くと18時近くになってしまった。
「2019沖縄一周いいとこ観光マラニック:6日目観光前半」に続く。