ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

首都高Xと匿名性

2008年06月12日 | 高速道路
首都高(株)のWEBサイトにある首都高XQ&Aでは、4項、5項で首都高Xの無記名、匿名性について言及している。
これってそんなに大きなメリットなのだろうか?

クレジットカードは個人情報の流出が心配、って人にはいいかもしれない。そこまで神経質な人はそもそもクレジットカード自体を使っていないし、だからETCもつけることができない。
確かにそんな人には首都高Xはいいかもしれないが、あまり多くはないだろう。

一方、ETCを利用すると、利用履歴が残る。
車載器で金額履歴がわかったり、クレジットカードの請求で金額が表示されたり、マイレージのWEBサイトで利用履歴がわかったりということだ。

だから、家人に絶対隠しておきたい行動をとる場合は、ETCを使わずに現金で通行するかもしれない。
まあ、はっきりいっちゃえば愛人とのドライブだね。

各種履歴はパスワード等で保護されているが、奥さんにPCの前まで引っ張り出されて、暗証番号入れさせられたらアウト。
さらにいえば、履歴は消せるかもしれないけど携帯の着歴と同じで消したのがばれるとまたそれはそれでもめる。

この無記名・匿名というメリット、普通はそんなにおおっぴらに宣伝するようなものじゃないようにも感じるんだけど、随分と力が入っているように見受けられる。

かなり修羅場を経験した人が企画をされているのだろうか?