ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

SMS相互接続自由化は何故まったく報道されないのか

2011年07月13日 | モバイル・ウエアラブル
本日から、キャリアをまたいでSMS送信ができるようになった。
個人のケータイメールを交換してない社内や取引先の方など、誰にでもメールを送れるので極めて便利になったのだが、何故かキャリアは全く広報を行わないし、メディアも報道しない。大ニュースだと思うんだけど。

今日会社で10人弱とこの件を話したが、誰も知らなかった。
というか、本来海外の携帯では電話番号で誰の携帯にでもメールが送れる、ということを知っている人が殆どいない。

今まで「ケータイメアドを変えたくない」という理由でMNPをためらっていた人にとっては、キャリア変更への抵抗がなくなったと言えるかもしれない。もちろんSMSは写メは扱えないが、大人になればそんなメールあんまり来ない。

だからキャリア、特にシェアを落としてる会社は、流出が怖いので積極的にSMS相互接続自由化について言いたくないのかもしれない。そもそも日本でSMSを相互接続していなかったのは(多分最大手の意向による)囲い込み策。
スパム避けでバカバカしく長くなってしまったケータイメアドなんてとっても打ち込んでられないから、ガラケーは赤外線が標準装備されているわけで。

もちろん携帯キャリアは広告業界では最大のクライアントであり、メディアはその意向に逆らった報道は出来ない、ということかもしれない。

実際、SMSのキーワードで本日のニュースをGOOGLE検索してもASCIIとJCASTしか引っかからない。