色々な物の修理記録

RXー7、CXー5、趣味の備忘録

ボールジョイントブーツ交換

2019-03-31 23:17:00 | クルマ足回り
昨年やりかけて、分解できずに諦めた
ボールジョイントの下側のブーツの交換を実施。

今回のボールジョイントプーラーも借りてきて
万全の備えで作業にかかります。

(写真とり忘れの為、参考写真)
作業的には、
1、ボールジョイントを固定しているナットの割りピンを抜く。
2、ナットを緩める。
3、テーパー嵌合でガッチリハマっているボールジョイントを先のプーラーで抜く。
4、ゴムブーツを外し、グリス共々新品に交換する。

実際の作業です。
1のナットはキャッスルナットと呼ばれるギザ付きのもので、
ボルトの穴とナットのギザに割りピンを入れて緩み止めとなってます。
ジャッキアップして覗いてみると、案の定錆びて簡単には抜けそうにありません。
割りピンの頭をラジペンで握って引っぱったり、
ラジペンごとハンマーで衝撃を与えたりして頑張って抜く。

2のナットは21㎜のボックスで緩めます。
手元が狭いので、ブレーキキャリパーを外してホースに負担がかからないように
吊り下げてます。

(写真は運転席側、ボックスも新調)

3が問題で、写真をとり忘れましたが、
ナックルとブーツの間にプーラーを掛けて、
プーラーの可動爪をボールジョイントのボルトに欠けます。
プーラーを締めこんでいくと可動爪がボルトを押し込んでいって、
テーパー嵌合が外れるのですが、現実は厳しい。
プーラーを締めてみたが、外れるより先にプーラーがぶっ壊れそうな感じ。
そういや、師匠は「ナックルをハンマーで叩いて抜くんだぜ!」と
親切に教えてくれたので、やってみる!!

(まだ、抜けてない…)

クルマの前方から、タイロッドをかわしてプーラーをセットし
ある程度ボルトにテンションを掛けておき、
ナックルの側面をハンマーで殴打してその振動で
嵌合を外す作戦です。
実際にセットして叩いてみると、
ブレーキローターが邪魔でフルストロークでハンマーを振り切れません。
ここまで来て、後には引けないのでとりあえず、殴打を開始。
30回くらい叩いて、びくともしないのでプーラーを少し締めあげて、
さらに打撃。
ひたすらにガンガンやっていると、”バキッ!”という
大音響とともにプーラーが外れ。
漸く抜けた~~~(嬉)


4ここまで来たら、上側のブーツ交換と同じ要領で、
ブーツを止めている固いリングを外してブーツを外し、
古いグリスを掃除して、新しいタイプのグリスをジョイントに塗って、
新しいブーツの内側にも塗って取り付け。

(新旧ブーツの比較)


無事に交換完了。

劣化具合はグリスが漏れるほどでもなかったので、
このタイミングで交換が必要でったわけでもなかったのかな?
まあ、良しとしましょう。


ボールジョイントブーツ

2018-10-13 22:03:00 | クルマ足回り
先日オイル交換の際に、
下からジロジロ見ていて、
隣にいた、かみやん
『こないだの車検でさ~、ブーツが切れてて…』という
顛末で、うかつにもアッパーアームのブーツを触ったら…
『案の定、すでに切れてました…』
これからの時期、また融雪剤でやられそうなので
早速交換する。

念のため、下側も手配しました。
そんで、早速分解です。
アッパーアームはボールジョイントのシャフトの溝に
水平方向からM10のボルトで抜けないようになってます。
地域的に下回りが錆さびなので、
ボルト、ナットの分解にいちいち時間がかかります。
ネットで調べたところ、アッパーはこの水平方向のボルトを抜いて
アームを上に持ち上げれば抜けるようです。

シャフトが外れるとナックルがフリーになるので
支えきれないと思い予め紐かけてます。
万一に備えてABSセンサーを外しておきたかったのですが、
すでにガチガチに固着して抜けないので、
ケーブルの固定ステーだけ外しておく。

上手くいくとこうなります。
古いブーツも外してグリスも拭きました。


次に、納得いくまでグリスを塗って、
ブーツの中にグリスを詰め込んで再装着。
ブーツを固定するスプリングが固くて
掛けにくいですが、ブーツを破らないように注意しましょう。


元通り組付けて完成!
プリプリのブーツが眩しい!


この調子で下側に移りましたが、
回り止めの割りピンが、固着して抜けないのと
ロアアームとナックル止めているナットが21㎜なのですが、
このサイズのソケットが無いため、
本日は深追いせずに挫折。
反対側行ってみましょう。


めんどくさかったので、ナックルのボルトを
インパクトで緩めたら…衝撃が激しすぎて…
ネジ山が崩壊しました。
ボルトは新品を注文して、
とりあえずダイスでさらって、目をつぶってそのまま組みました。
もうちょっと締めたらバカになるな…




タイヤ組み換え

2018-02-28 00:01:00 | クルマ足回り
リア 夏タイヤ 交換。
265/35タイヤの為、もっともはめにくいやつです。

いつも利用させていただいております、
悪友『三和モーター商会』です。

1回目 フロント夏タイヤ
2回目 リア 夏タイヤ
3回目 フロント スタッドレス
4回目 フロント 夏タイヤ
5回目 リア スタッドレス

今回で6回目
ホイールがリバースなのも分かっているし、
チェンジャーもバランサーも我が物顔で使わせてもらって
すでに、チェンジャーを逆回ししてタイヤにチェンジャーの角が刺さる
大失敗も経験し満を持して挑む後輪扁平タイヤ(苦笑)

まずは、虫ドライバーで『虫』抜いて、空気抜いて
(この際に虫が飛んでいかないように注意w)


ビード落として、新しいタイヤ組んで


バランサーでバランスとって


1本あたり1時間ぐらいで無事終了。
我ながら腕を上げたが、腰痛がひどい



新春第一弾!

2018-01-02 17:10:00 | クルマ足回り
明けましておめでとう。
正月休みで、ブレーキをダフる助手(弟)が居る間に
ブレーキマスターとマスターバックを交換します。

今回のブレーキは、
もともと中村号についていた
センティア用マスターバックに
新品の容量アップマスターシリンダのセットです。
前回の作業の手伝いの駄賃にせしめた
マスターバックをOHして新品マスターシリンダにセット
されて帰ってきました。


物は揃っているので、
そのうちやろうと思いつつ今日になりました。
このマスターシリンダーも中村屋で企画された
767Bの修理代に協力する一環です。
社内の企画の為、数量も限定生産品です。
製作は純正部品を手掛ける某所のスペシャル品です。

簡単に調べたところ容量アップしてすごそうです。
FC3S 14/16インチ
FD3S 15/16インチ
今回 16/16インチ
通勤仕様の僕の車には完全にオーバースペックですが、
ブレーキなので良しとしましょう。

前回、中村号の作業をした際新品のシリンダは
中が空気の為、そのままつけるとフルードが
入っていかず、エアーが抜けにくいらしいので、
先に少しフルードを入れて、出口から注射器でフルードを
吸い出しておきました。
(これが後に悲劇を招く…)

車体に馬掛けるのに小一時間掛かりまして、
ようやく作業スタート。
マスターシリンダに来ている
前後のブレーキラインをフレアナットレンチで緩めて切り離す。


ブレーキペダルとマスターバックのロッドを
止めているピンを抜き取る。
ピンを抜くにはスペシャルな割ピンの抜き取りが必須です。
(見ればわかります)
その後、車内側から12㎜のメガネorボックスで
マスターバック本体を固定しているナットを4カ所外すと
マスターバックごとエンジンルームに抜けます。

恒例の記念撮影。


ごっそり入れ替えて、
ペダルとマスターバックのロッドをつないで、
割ピンでロックするのですが、
ここにきて割ピン紛失…
ごたごたしているうちに、
迂闊にも、ブレーキのラインもつないでないのに
ペダル踏んじゃって、フルードがエンジンルームで暴発!
綺麗にするのに小一時間掛かってロスタイム。

最終的には割ピンも発見されて
組みあがったら4輪ともエアー抜いて、
念のためクラッチもエアー抜いて。
各部液漏れ確認して終了。

ワンマンブリーダーを併用してやったので、
意外にエアー抜きは順調に終わりました。
あとは、室内側でペダルの高さを調整して、
ブレーキランプの点灯確認して試運転へ…

様子を見ながらゆっくりブレーキを踏んでみると、
ちょこっと踏んでもピタッと止まるw
タイヤがスタッドレスなので過激なことは
出来ませんが、作業の苦労が報われたようです。

マスターシリンダが大きくなると踏力が増えるようですが、
マスターバックが大きくなったので相殺されているようです。
スペシャル感満載です!