たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(18)フランス・スイス紀行(20日間) ブールージュ大聖堂

2011年01月23日 | 旅行


このゴシック様式の大聖堂は13世紀末に建てられた教会だ。
完璧なまでの彫刻群、鮮やかなステンドグラス、厳かに行われるミサ、荘厳な佇まい
残念ながらキリスト教徒でない私はどうしても芸術的見地で観賞してしまうのだが
それでも心のどこかに安らぎに似た心地よさを覚えたのは確かだった。



ブールージュを後にどこまで走っても地平線しか見えない道を今日はヴェズレーまでひた走る。
周りは一面の小麦畑
目まぐるしく変わる日本の風景とは違って、ちょっとやそっとでは変わらない
もう、どのくらい走っただろうか。
長く真っ直ぐな道はマタンという小さな村まで続いた。
町を抜けると再び小麦畑となる。
道は相変わらず一直線だ。
変化が有るとしたら、それは村を通り抜ける時の右左折と道路の波打つ起伏だけだったろうか。

ル・ポントスに向かう途中で景色は一変した。
高い所から見ると一直線に伸びる白い道以外、一面の緑に覆われた深い森が果てしなく続いている。
実際、森林地帯に入ると何時ぬけ出せるのか心配になるほど長い時間を要した。
ようやく森から抜け出ると再び小麦畑が広がった。
その畑の中に馬が20頭ほど、のんびり草を喰んでいる。
      こんな光景を塾生に描かせたらどのように表現するのかな!
      長閑な長閑なブルゴーニュの農村風景だ。

クレマシーに着いたのは20時20分。
オテルは夕食は付かないのでピザでも買おうと車を停めたが時間が時間だけに開いている店がない。
無理矢理、戸をたたいて入れていただいた店はケーキ屋さんだった。

クレマシーから15キロほど走ると「聖なる丘」という言葉がフッと浮かぶ村が突然、前方に見えた。
最上部の教会と教会を守るように取り囲む家々、その固まりがそのまま要塞に見える。
そこが今日の宿泊地ヴェズレーの村である事をフランクが教えてくれた。



ヴェズレー、21時着
寝るだけといった感じだったが、此処までの景色は価値が有ったと主人は言う。


                          右の建物が私たちが泊まったオテル「コンポステーラ」

オテルのご主人も奥さんもとても明るい人だ。
星野富弘さんの絵を渡し説明していると何処からともなく家族全員(お爺ちゃんを交え6人)が集まってきた。
ウンウンと頷く者、目を丸くして驚く者、喜びを体で表現する者
私の説明はどうやら理解されたようだ。ホッ


コメント
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