たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

千枚田へ(佐渡)5/15

2015年05月23日 | アウトドア
続き




田舎の原風景に心を癒され右にロックフィル工法の小倉ダムを見ながら高度を上げていくと

登り詰めた場所に千枚田は存在しておりました








ここの棚田は勾配が急峻という立地条件に有る為、一つ一つの田は細長く面積も13坪という狭さです

そもそも、この棚田の始まりは金山の発見により人口が急激に増えた為

その食糧不足を補う為に山の奥地にまで開墾の手が伸びました

しかし水源の無い天水田の上に農器具も入れられない田は採算が取れず

休耕田が増え次第に荒廃してしまいました

そこで、H20年頃、千枚田を復活させるべく管理組合を設立し各地に呼びかけたところ

かなりの応募者が殺到した為、組合は

畑一枚一枚に立札を立て個人の名前を刻みオーナー制としてスタートさせる事にしました

そうした祭を含めレクリエーション的な試みは見事、成功し以前の棚田が見事なまでに蘇ったと言うわけです

(私個人的な見解で綴ってしまいましたのでニュアンスが多少、違う所も有るかと思います)




此処を辞し私達は小木町へ向けて取り敢えずR181を走って多田に向かいました

山間の道は桐や藤を配した山肌が美しく

偶に見られる民家も風情が感じられ狭い道では有りましたが何度、車を停めたか分かりません










随分、走りました

時間は未だ3時前、慌てる事も有りません

途中見つけた腰細という海水浴場で一息入れる事に致しましょう

此処には「腰細の犬」と言う民話がある様です

腰細の犬とはねェ・・・腰太の私にその文字が目に入らない訳がありませんでした




幾つかの漁港に立ち寄りながら感じたのは人の姿がなく町がヒッソリしている事でした

そこへ手押し車を押したお婆ちゃん

第一村人発見と言う事で思わずカメラを向けてしまいました


小木町から「宿根木集落」へ行く時間は有りそうです

それでは天気が崩れない内にと、そのまま直進

途中、琴浦洞窟の看板を目にした私達は、又々寄り道する事にしました

R45から入った畑の中の細い道は不安が増すばかり


「すいません、琴浦はどう行ったら宜しいでしょうか?

 どんな所でしょうか?」

「琴浦はいいとこっちゃ! 行ってみっちゃ!」

その方言が気に入って「お婆ちゃん、モデルになって!」

「こんな婆さんがモデルってか?」

取り敢えず指示通りに進むと個数、僅かな鄙びた漁村は直ぐ近くでした




でも今は鄙びた景色でも夏には一変します

何故なら、ここにはダイビングセンターが有るからです

大きく口を開いた洞窟へ進みますと中は真っ暗

段々目が慣れてくると佐渡名物たらい舟が無造作に置かれ

更に奥にはバーベキューが出来る設備が設えて有りました

岩に躓かないよう尚も奥へ進みますとシーカヤックが通れる位の穴が有り

そこから海水が流れ込んで来ています

イタリアに「青の洞窟」と言う観光名所が有りましたよね

その洞窟を彷彿とさせる物が有りました






見て下さい

エメラルドグリーンの海水の色

その中に揺らめく海草

夢の世界を彷徨っている様でした

続く


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