たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

宿根木集落(佐渡) 5/15

2015年05月24日 | アウトドア

琴浦海岸を辞し宿根木集落へ向かう途「千石船展示館」に寄ってみました

ただ、この時 既に閉館間際でしたので見学は出来ませんでしたが

運良く見学者を退場させるため入口の戸が開き・・・

すかさずカメラを向けました

取り敢えず係員には明日来ますと言いましたが、多分、寄る事はないでしょう




ここは宿根木集落の前に広がる宿根木海岸

ここから先ほどチラッと見た全長約24mの千石船が船出し

日本海を駆け巡って巨万の富を得ていた訳ですね


宿根木集落は江戸時代から明治にかけて日本海を舞台とする廻船業の基地として栄えた所です

現存する古民家はおよそ100軒(当時は120戸、居住者500人ほどが集住)

狭い路地に密集するように建ち並んでいました

写真の家は三角屋と呼ばれていまして路地のカーブに合わせて建造したため

まるで船の形の様に見えますね

壁が弧を描いているのがお分かりでしょうか

こんな所にも船大工の高度な技術が伺えました


石畳も住民の行き来によって中央部が凹んでいます






3枚目の写真は村外れに有る1773年建立の白山神社で鳥居は御影石で作られていました






昔懐かしい郵便局の看板

蛇行する路地に生活水として利用したで有りましょう引き込み川

少しばかり色あせた板塀

何を見ても何処を歩いても風情が感じられる所ばかりです


この路地は世捨小路と呼ばれ葬儀の時には必ずこの道を通ったそうです




私達は時間が遅かったので内部の見学はしませんでしたが

簡素な外観とは違って内部は漆をふんだんに使った豪華な造りとなっている様です




こんな遊び心も見つけました

家主は石の付く苗字だったのでしょうか


ここに載せるのに勇気が要る一枚でしたが

ここならではの「ちとちんとん」という芸能で有れば貴重なものです

この祭りは航海の無事を祈願するために毎年10月鎮守の祭りに奉納するのだそうです






集落にいたネコちゃん

私の足元に擦り寄ってきて懸命に媚びを売っていました

村がノンビリムードに包まれていれば猫もまた、この様にノンビリ育つのでしょうか

私だってもっとノンビリ見学したかったですよ、ドラちゃん


夕食は小木港へ戻り相撲中継を見ながら海鮮料理を戴きましたが

相撲が終わって天気予報をみますと明日は朝9時ごろから晴れる様子

雨とばかり思っていましたので明日の観光を考えていましたが

それを聞いたからには、こんな事をしてはいられません

私達は「それ行け」とばかりに降り出した雨の中、一路「アオネバ渓谷」を目指すのでした


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