たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

アオネバ渓谷(佐渡) 5/16

2015年05月27日 | 登山

目覚めると未だ雨は残っていましたが山々にかかる霧は上昇しています

予報通り9時には雨も止みましたので300mほど先の入山口へと向かいました

駐車場には両津港とドンデン山荘を結ぶバスが停車しますので

アオネバからドンデンに足を延ばす人には便利ですね








入山口までは大した距離では有りませんが道の両脇には

谷ウツギやサワフタギ・アラゲヒョウタンボクが咲き小振りながら流れ落ちる滝が目を楽しませてくれます




さて、いよいよ渓谷歩きが始まります (9時35分)

ここには靴の汚れを洗うブラシやバイオトイレも設置してあり中々気配りが行き届いていましたよ






アオネバの名前の由来についてちょっと調べてみました

字の通り谷一帯が青い粘土質なんですね

ストックで少し掘った所の土や散乱する石も綺麗なブルーなのがお分かりでしょうか


暫く進むとシダ類に覆われ、この辺りはまるでジュラ紀の世界を彷徨っている気分です






左に滝を見ながら高度を上げていきますと




未だ谷に霧が停滞していてとても幻想的です




そして足元はニリンソウの群落がズッと続いていました


次から次へと現れるお花の撮影に時間を費やしてしまい

本来ならば1時間のコースタイムのところ50分もオーバーの「ユブ」到着でした




ユブを過ぎるとシラネアオイが見られる様になり、その数は進むにつれて増してきます


12時35分、ドンデンと金北山を結ぶ通称十字路に出ました

昼食休憩をとっていますと、横浜の山岳会の人達が20名ほど登ってきました

今日はドンデンに宿泊し明日、金北山を経て白雲台に下るのだとか

「途中、ヤマシャクが有ったでしょう」と言うと

これだけの人数が居て誰一人、気付いた者が居なかったというのが不思議です


時間は未だタップリ、このまま下るのは惜しい

と言う事で金北山の途中に有るマトネ方面に足を向ける事にしました

来てみるものですね

今迄、見られなかったサンカヨウの群落に出会う事が出来たのです

十字路へ着くまでサンカヨウの花が気に掛かっていましたので

最初の一花を見つけた時には誰も居ない事をいい事に「有った―」と大声を張り上げた程です




今日は此処まで

どうやら十字路付近は雲の上に出ていた様です

高度を下げると再び霧に包まれました

そんな霧に煙る木立を眺めながら木の根方に腰を下ろし一休みです


この滑る橋を渡れば下山口はあと僅か

季節が少し経ち花の種類にも変化が出て来た渓谷歩きでしたが

一体、私達は何枚カメラに収めた事でしょう




両津へ戻り今夜の夕食と明日の買い出しを「しいざき温泉・桂荘」のお肌すべすべの湯につかり(500円)

加茂湖を眺めながらお弁当を食べ

もう何度も通っている両津港を右に見てドンデン山荘へと向かいました


山の夜道は楽しいですね

二匹のテンを見ました

コチラが慌てていればアチラも慌てています

写真はこの通り、ピンボケ・・・です

渓谷の花は次のブログに載せたいと思います


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