たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

紀伊半島の旅(22) 岡崎城~三河の小京都へ

2016年05月16日 | 
続き






動植物園を後に私達が向かったのは岡崎城でした

今ある城は明治維新での廃城後、S14年に復元された三層の天守閣です

戦乱の世から平和の世を実現した徳川家康公はここで産声をあげた訳ですね

そうした目出度い場所で丁度、第二の人生を歩もうするカップルが有りました

若い二人に幸あれ


面白いものを発見しました

アラモの碑です

最初ここで激戦が繰り広げられたのかと思っていましたが

長篠城の戦いの際、家康公に危急を知らせる為に走った人物と

テキサス・アラモの砦から援軍を求め友軍の下に走った青年

その両者の「強い使命感」が余りに似ている事から心を動かされた滋賀重昂氏は

大正時代、アラモの砦の一角と此処に碑を建立した言う事でした

アラモの砦と言えば古い時代の映画からジョンウエイン主演の映画

そして小説と夢中になった時代が私にも有りました

あの時のトラビス大佐を演じたローレンス・ハーベイの冷静沈着な演技は今でも忘れられません


映画のシーンを思いだし少々感傷的になりながら掘り伝いに歩いて行きますと一気に現実に引き戻されます

イカルが目の前に現れたのです

図鑑で知ってはいましたが目にするのは初めて

無我夢中でシャッターを切りましたので思う様に写せず残念な事をしました


同敷地内には昔から有った物かどうか定かではありませんが「葵松庵」「城南亭」と言うお茶室が有ります

ここではお城の休館日以外はお抹茶が戴ける様ですが今回はパス

これから私達は、どうしても見ておきたい三河の小京都、西尾市に向かう予定が有ったのです





  



この茶室は西尾市歴史公園の一角に建つ旧近衛亭の茶室と書院です

京から移築されたこの茶室は近衛忠房に嫁いだ夫人の縁で島津家によって建てられたとの事

ここでも休日以外はお抹茶が戴ける様で庭を眺めながら所望する客でにぎわっておりました


小規模ながら枯山水のお庭も


同公園内には西尾城もコンパクトに復元されておりました

明治維新後、元々お城が建っていた場所も殆ど開発され城跡公園として名が残るのみとなっていましたが

平成に入ってから市民の呼びかけで目出度く復元の運びとなった様です



  






狭く急な道を上りますと三層からなる本丸丑寅櫓に行きつきました

中から眺める景色は松平六万石で栄えた嘗ての城下町ですが

今はその影すら有りませんが城下町をひっくるめて周囲を掘りと土塁で囲んでいたそうですから

中世ヨーロッパには有っても日本では他に類を見ない町づくりだった様ですね。

何でも吉良家とも深い関わりが有る様ですが、少々勉強不足

課題を残してしまいました

  



資料館は現在無料(多分、今年中には有料)で詳しい説明も受けられたのはラッキーでした




こちらは本丸に続く鍮石門ですが復元とは思えない堂々とした造りでした

我が町の箕輪城も数年後には門が建ち周辺も整備される様ですが

果たして、どの様に整備されるのか雰囲気の感じられる物になって欲しいものです

  

あらら、空にテナガザル

動物園の名残を引きずって来た様な・・・

そして今日も素晴らしい夕焼け、明日の天気を約束して頂きました


さて、飯田に向かう事に致しましょうか

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