たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

岩櫃山 (思い出と併せて)

2016年11月25日 | 登山
11月21日


久し振りに岩櫃山をトレッキングして参りました

今回、登山口を平沢にとりましたのでパンフレットの写真を使用

岩櫃山は標高802,6m 観光案内所からの標高は約292mと、こじんまりしていますが

「小粒でもピりりと辛い」山椒の実の様な岩山です

岩櫃は結構、人気の山ですが今日は月曜日と言う事も有り広い駐車場に車3台

その駐車場から数分の所に観光案内所が有りその先が登山口でした






僅かな登りで岩櫃城跡です

この城も箕輪城と同じく波乱に満ちた城でした

後に真田氏三代が居城した事により今を賑わす真田丸にちなみ

至る所に幟旗が風になびいていました


目の前にシジュウカラが・・・

慌てちゃいけないと思いながらもやっぱり慌てていました・・・ピンボケです

  



さて、いよいよ核心に近づいてまいります

岩場を行くか、迂回するか

覗くと落ちたらただで済まない岩のへつりでした

ヤメタ 




落ち葉の体積する急坂は滑る滑る 終に私は四足歩行

傾斜が緩んでも左は深い谷なので油断は出来ません









岩間をジリジリと登り高度を稼ぎます




六合目に差し掛かった辺りからハシゴや鎖の力を借りる様になり、いよいよ核心部に突入しました

  

「オイオイどっちへ行くんだ?」

私は時々こんな事をやらかします




軌道修正して再び鎖でヨイコラショ




九合目に到着すると前方に二本の鎖が垂れる山頂が見えてきました

九合目から一旦、図の様に垂直の岩を鎖で下り馬の背を進んで山頂への鎖に取り掛かります

ふと、忘れられない思い出が蘇りました

あの日、私達は平沢とは逆の蜜岩ルートを辿って山頂に迫ったのです

  


写真は途中に有る「天狗の懸け橋」です

両側は深い谷、岩の幅は60㎝ほど

戸隠山の「蟻の戸渡り」に似てますでしょうか

とても立って歩く事は出来ずソロリソロリと前進するしかない恐怖の懸け橋でした

渡り終えると次は垂直の岩場、後方には渡って来た懸け橋が見えています


鎖場を過ぎ次に現れたのが「鷹巣岩陰遺跡」でした

ここは弥生時代の墓の可能性が指摘されている場所で

弥生人の人骨と壺等々が出土したのだとか

ここを潜り岩櫃山頂を鎖で回り込みますと「奥さん、怖そうに渡っていたね」

九合目で休んでいたグループにどうやら一部始終を見られていたのでした

  

桐生からいらしたこの人達のグループ名は「亀の子山岳会」

無理をしない会の様で、この日も九合目で山頂を眺めながら食事をし、そのまま帰るのだとか

グループの一人が名刺を下さった事がきっかけで、その後、親しくお付き合いさせて頂く事になりました

残念な事にもう御夫婦ともお亡くなりになってしまわれました


次はいよいよ山頂です

続く

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