たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(2)岩櫃山頂へ

2016年11月27日 | 登山
続く






九合目から一端、下ります

「そこを降りたら右側に移って下の岩に足を掛ける」

「足が岩に届かない~」

「あと10㎝下」

先に降りた雄さんの指示を受けながら馬の背に降りたちました

「どうしよう」  「行きたくない」  「此処まででいいわ」  「無理よ」

そんな声が背後の頂から聞こえてきます




雄さん、山頂への岩場に取りつきました

お次は私の番


顔が引きつってます


昔は余裕でしたのに・・・(歳はとりたくないものですよ)




そして山頂

  

またまた昔の写真を取り出しました

約450m真下に郷原の集落を覗き見る高度感たっぷり、スリリングな狭い山頂です


「鎖はシッカリしているから安心して体重をかけていいぞ」の声掛けに先着の登山者が降り始めました






緊張を和らげる様にツツジが優しく咲き柔らかな景色が撮り巻いています

九合目に目を凝らすと登山者がポツンと一人

左の岩にズームを当てれば、何処かでみた石仏の様な・・・

下諏訪に有る万治の石仏に似てたのでした

さて下りは




九合目を過ぎ途中から沢コースに入ります

忘れていましたが以前、来た時は雪が有りましたので、もう一度アルバムを見ますと

登頂したのは3月20日でした


最後に少し登り返して尾根上に上げれば岩櫃城は目と鼻の先




東屋で昼食をとりながら茨城からやってきた団体さんとしばし山談義する周辺は

相変わらずシジュウカラやコガラの鳴き声が賑やかに飛び交っていました


岩櫃城には遺構として本丸下に「竪堀」が残されています

文献によりますと

この竪堀はクランク状に曲がっているため真っ直ぐ進む事が出来ない

その先は本丸と二の丸を隔てる堀切りで、ここへ出てしまうと両方の曲輪から挟み打ちの攻撃を受ける

これを逃れようと堀切りを突っ切っても傾斜が急で攻撃の足場が無くなる

この様に侵入者を拒む為の工夫が凝らされた、高い防御力が計算されていたと言うわけです


無事下山し今宵は今回のメインである志摩温泉の積善館に山靴を脱ぎました


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コメント (18)
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