たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

じじばば & エイザンスミレ

2021年03月14日 | 

目立たないのでウッカリしておりましたが何時の間にか蹲の脇にシュンランが咲いておりました。 この花の事を「じじばば」と言うのだそうですね。 そう言えば・・・すらっと伸びた葉、緑色の落ち着いた花弁が年齢を重ね落ち着きを供えた老夫婦を物語っている様に見えて参りました。

蘭と言えばゴージャスなイメージが付き纏いますが「控え目な美」と花言葉が示す様に奥ゆかしく、そして慎ましい姿に惹きつけられます。日本の早春に相応しい花ですね。

 

 

私が新潟のミスミソウで有名な角田山を登った時に見つけたシュンランをアップし褒め称えたところ山友が「それほど珍しい花でもないわよ、裏の竹藪にたくさん有るから今度持ってって上げるわね」と言って掘ってきて下さったものが10年ほど経った今、株も増え年毎に花数も増えて来ました。

そのシュンランの脇には早くもエイザンスミレが咲き微かな香りを放っておりました。このスミレが玄関前のアプローチに群生すると玄関戸を開けただけで春の匂が鼻孔をくすぐります。その日もあと僅か。