たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

皇室の紋章にも使われている高貴な桐花

2021年05月20日 | 

最近では珍しくなった桐の木をウォーキング途中で見かけました。花が咲いていなかったら通り過ぎてしまった事でしょう。そう言えば犬の散歩で東地区を歩いていた時に4~50本は有ったでしょうか。花を付けた時にはそれは見事なものでした。毎年楽しみにしていたのですが或る日そこを通りかかると全て伐採され翌年にはソーラーパネルが設置され景色は一変してしまいました。

「女の子が生まれると嫁入り道具に必要な桐ダンスを作るために15年で生育する桐の木をどこの家も必ず植えたのよ」と言う事を昔、母から教わったことが有ります。桐は湿気を通さないため狂いが少なく何と言っても耐火性が有るため大切な衣類を守る優れた木材なのだそうです。そう言えば私が使用している琴も桐でした。

薄紫の釣鐘状の花を幾つも垂らし、その清楚さに思わず見とれますが500円硬貨に施されている図柄が桐で有る事にお気づきでしょうか。