野反湖を背景に黄色い絵の具をばらまいたような草原、レンゲツツジからバトンを受けて今、ノゾリキスゲが主役を務めます。
何度此処を訪れた事でしょう。ここは何時来ても感動を与えてくれる花の宝庫であり四季を通して見せてくれる表情は優しくもあり厳しくもあり。しかし私を裏切る事は一度も無かった。湖を取り巻く山々も湖一周も見た目と違い思った以上に厳しかったっけ。ただ駆け足で通り過ぎる秋の顔は未だお目に掛かった事が無い。
風が吹いてキスゲがなびく。そんな姿もまた美しかった。
何時の頃からかノゾリキスゲと命名され尚一層、鮮やかになったキスゲ。感動を有難う。