たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

佐渡へ 5/15

2015年05月21日 | アウトドア
9時45分


出航ををジッと待ちわびているのは私達だけでは無くカモメも同じでした


一段とエンジン音が高くなりゆっくり「ときわ丸」が陸を離れるとカモメも一斉に飛び立ちました

動きの素早さ

なかなか私達にシャッターチャンスを与えてくれません

中間点あたりだったでしょうか

黒い物体が3列

紛れも無くイルカでした

思わぬハプニングにこれは幸先良しと気分良く残りの船旅を楽しみ








およそ2時間半、カーフェリーは無事、佐渡に接岸しました

週間天気予報に寄りますと15日、16日は雨という事でしたので

この2日間は観光に回す事にし小木に向かいR350からR65を南下します

加茂湖の終わり近く左に宝生流能楽堂跡地を見つけ車を向かいの道の駅に駐車しました

佐渡は畑仕事をしながら詠いを口ずさむほど古くから能楽の盛んな所なのだそうです

舞台の下には音響効果の為の瓶が埋められているとの説明が有りました

毎年7月最終日曜日に演能が有るので関心が有れば行ってみるのも面白いかもしれませんね

どっちでも良い事ですが敷地内には元総理の中曽根康弘来観の碑が立っていました






前回の旅で「ときの里」は回っていますので今回はパス

次に私達が目指したのは長谷寺でした

ちょうど牡丹祭りの最中で観光客の姿もちらほら見られます

    









仁王門を潜りますと石段脇は色取り取りの牡丹が花盛りでした

笊に干した花びらは芳香剤を作っているのでしょうか

なるほどね、私は花びらが散りそうになると切って捨てていましたが

これは勉強になりました






更に登って行きますと観音堂

直ぐ前には樹齢500年以上と言われる3本杉が50mと言う高さで聳えています

その杉の根基には、あら~、何と可愛い

ウサギが居たではないですか

側に居た方が「佐渡ウサギじゃないか?」と言っておられましたが、どうなのでしょう?

何でもこのウサギ、この寺で飼育し「草取りウサギ」として育てたもので

今やその数、数十匹も放たれているのだとか

住職さん、いい事を考えたものです

欲しいですね、こんなウサギ






もう少し上へ行ってみましょうか

夥しい数の身代わり地蔵を見て苔むした石段を上りますと、これはこれは華麗な五智堂

今では色も薄れていますが当時は極彩色豊かな多宝塔だった事が伺えます


帰りは本堂に立ち寄って池を廻って帰る事にしましたが

何処も彼処も花・花・花

芳しい香りに包まれての長谷寺でした






この先に千枚田が有る事を下調べして有りましたので、そちらに向かう事に致します

途中、お梅堂という看板が目に付きました

私はお梅さんという人物が関係しているお堂かな?と思っていましたが

お堂の前に植えられた梅にこの名の由来が有りました

其れに寄りますと日蓮聖人がこの堂に立ち寄り杖にしていた梅の枝を刺しますと根づいたと言う

何処にでも良く有る言い伝えだったのですね

今、梅は花の時期を終え青々とした葉が茂るばかりですが

その代わりにお堂の横のかやの木に巻き付いた藤が見事な花を咲かせておりました




その直ぐ先には物部神社が有ります

今ある神社は再建された物のようですが佐渡へ流された物部氏の後裔である万葉歌人の穂積朝臣が

物部氏の先祖を祀るため722年、ここに祠を建立したと言われています


周辺はそうした重い歴史にはまるで無関係の様に田園風景が広がるばかりでした

続く


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暫くお休み

2015年05月13日 | 登山

可憐で決して出しゃばらず密かに咲く花 都忘れ

何と響きの良い名前でしょうか

その都忘れと言えば順徳天皇が先ず浮かびます

そして、もう一つ浮かぶのが この歌

都忘れの花を見るたび時はあの日に戻る

 何も言わずに捧げてくれた そんなお前

 ・・・都忘れが風に揺れてる

 何も無かったように

 涼やかだけど この幸せをそっと愛しむ様に










私が旅をするのは、その都忘れにちなんだ場所「佐渡」です

歌の様にロマチックにはいかないと思いますが気ままにぶらりとしてきます


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ツツジのパレード

2015年05月12日 | 

家には8種類のツツジが有ります

購入したのはキリシマツツジのみ

後は全部、頂き物です

全て下さった方との思い出が込められた枯らす事の出来ない花ばかりです




これはヒカゲツツジ

淡いクリーム色に仄かなピンクが混じった控え目な花です




登山者が愛してやまないアケボノツツジ

戴いてから10年余り

背丈も伸び3年前から花をつける様になりました


キリシマツツジは此処へ住みついてから購入しましたが

日当たりが悪い場所に植えてしまったせいか株も小さく花付きも良く有りません

九州の友人が、この花の咲く頃ぜひ花見登山をしましょうと何度か誘って下さいましたが

なかなか実現せずに今日に至っております

九重の山を染めるミヤマキリシマが咲くのも間近ですね


このオオムラサキツツジは今は亡き山友が下さった思い出のツツジ

この花が咲くと、どうしても楽しかった日々が蘇り辛くなりますが

だからといって捨てる訳にはいかない大切な花です


30年ほど前、知り合いの家でお茶をご馳走になっている時

背丈の有る真っ赤なツツジが目に留まりました

余りにも存在感が有るので名前を聞いてみますと

「はて、何と言う名前だか・・・気に入ったのなら小さいのが有るから持っていって」

その頃、私は特に花に興味も有りませんでしたが

わざわざ掘り返して下さいましたので有り難く頂戴し庭の隅に植えておきました

今、それは背丈2m以上に成長し毎年、目が覚めるような真っ赤な花を咲かせています

かなりキツイ色なので奥の方に植えて有りますが

それでも開花すると否が応でも惹きつけられてしまいます






このミツバツツジも30年選手です

なかなか花を付けてくれず咲いても疎らでしたが

5年ほど前から木全体を花が覆う様になりました

こんな事も有るんですね、下さった方は家の近くに嫁入りしご近所さんになりました




これは群馬の県花レンゲツツジ

開き始めの頃お釈迦様の台座のレンゲに似ている事から付いた名前ですが

開き始めは神々しく、開けば鮮やか、散れば美しい緑と3拍子揃った優れものです


これはツツジと言えるかどうか分かりませんがシャクナゲですね

正直言って私の家には合わないと思っていましたのに

翌年、また同じ方がニコニコして、このシャクナゲを持って来たでは有りませんか

参ったな・・・と思いつつ戴き今では何とこの二本、どの花よりも元気に花を咲かせています

でも、開き始めの頃の濃いピンクは捨てがたい美しさが有ります

折角のご厚意を有り難いと思わなければいけませんよね

以上、我が家のツツジでした


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5月の花木 (初旬)

2015年05月10日 | 
5月に入って今日まで次々に庭を彩ってくれた花木です


足利フラワーパークで購入したナンジャモンジャの木

正式名は一ッ葉タゴと言いますが

まるで雪を被った様に咲くこの花を見た人が何じゃもんじゃと言った事で

何時しかそう呼ばれるようになったのだとか

庭に植えてかれこれ10年

今回、2回目の開花です

これから毎年、咲いてくれると良いのですが




黄花と紅花のオガタマ

この木は結構、強い設定をしていますが毎年よく咲いてくれます

玄関のアプローチをメロンの香りがたちこめるので

この花が放つ事を知らない客は「今日はメロンが戴けるのかしら?」なんて






咲けば綺麗なボタンも花期が短く楽しむ間もなく散ってしまうのが残念な花ですね


も綺麗にさきました

撮影した時は咲き始めた頃でしたが80㎝位まで伸びてくれます

私は先端まで咲くよりも、この位の花付きの時が好きですね


リラの花、ライラックとも言いますね

一度は枯れそうになりましたが土俵際で踏ん張りました




私が植えたのは赤花のサンザシでしたが植えた覚えのない白花のサンザシが仲間入りしました

鳥が運んでくれたのか紅サンザシが先祖がえりしたのか分かりませんが

紅花は枯れましたがこちらは年々元気に成長し今年初めて花を付けてくれました


ナナカマドも毎年、良く花を付けます

でも、実は付いても直ぐに落ちてしまいますし紅葉も紅くなる前に茶色くなってしまいます

目の覚めるような紅葉を見てみたいものですが、そんな日が来るのでしょうか

以上、我が家の花木(1)でした


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蒟蒻パークへ行こう

2015年05月09日 | アウトドア
ここの所、何かと忙しく日にちが前後してしまいましたが

ゴールデンウイーク直前、友人に食事の誘いを受け富岡へ行って参りました


ハナミズキ通りを抜けTさんを拾い安中でKさんと落ちあって出発です


富岡製糸が世界遺産となりそれに伴って工場を併設した蒟蒻パークが誕生しました

誘いの目的がお食事でしたので何も知らない私は蒟蒻三昧のお食事とは一体

どんなものかしらと想いを巡らします

さて




こ・こ・これは

行った先は無料のバイキングコーナー

最初からそう言ってくれたなら心づもりも出来たものを・・・Kさんもお人が悪い


それにしても色んな種類の蒟蒻料理がズラリと並んでいます

驚いたのはラーメンもウドンも焼きそばもサラダもデザートも全て蒟蒻で作られている事でした

お味はと言いますとラーメンはラーメンその物

時間が経っても伸びてしまう事は有りません

そして、どんなに食べてもカロリーが無いので女性にとっては有り難い食品です

但し席に着いていられる時間は20分という制限が有りました


お腹も膨れ側の椅子で休んでいますと

そこへやって来たツアー客

私達の回りを聞き慣れない言葉が飛び交いました

Where are you from?と声を掛けますと台湾と言う言葉が返ってきました

写真の男性が誇らしげに体験コーナーの終了証書を見せに来ましたので

Congratulationsと言って大きな拍手を送って上げますと嬉しそうに頬をほころばせていました










次に向かったのはTさんが行っていないという小幡の楽山園

私は何度か訪れて、その都度アップして来ましたので細かな説明は此処では省きます

ここは江戸時代初期に織田信長の子孫、織田氏によって造られた大名庭園です

最初の写真は今でも稼働している弓道場

次の写真は藩邸の使用人が生活した拾九間長屋

この建物は再建されて間もない建物ですが側には釣瓶が置かれた井戸が現存していました

あれ?お局様が二人

何だかこの二人よく似ていらっしゃる

でも血縁関係は有りません

KさんはTさんのご主人の教え子、それだけの関係なんです












暖かな春の一日

何だか喉が乾きました、敷地内に有る凌雲亭で一服としましょうかね

池を眺め山桜を山肌に配する景色を眺めてのを至福の一時

贅沢な時間がゆっくり過ぎていきました




一日たっぷり遊んで家に戻り玄関を開けますと中からいい匂い

私が遊び呆けているあいだ雄さんは裏庭の山椒の若芽を摘み佃煮を作っていたのでした

最近は私が作るよりズッと美味しい山椒の佃煮を作ってくれます

笊に3杯、結構採れたと言っていましたが作ってみれば、このお皿に二つ

それでも小瓶に8個分つくれました

暫くは楽しめます

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