梅雨が明け日本列島が猛暑に包まれました。昨日、群馬の伊勢崎では日本トップ37,2度C。有難くないトップです。箕輪も日中の暑い事に変わりは有りませんが「夜、榛名山側の窓を開けておくと心地よい風が室内に入り朝方には布団を掛けないと寒いくらいだ」と雄さんは言っておりました。エアコン派の私は寝室で寝る気が無く居間で寝ているのですが今夜は久し振りに寝室で寝て見ようか
電気代の節約にもなりますしね。
さて、赤城自然園の続きです
今日は少々地味な花を取り上げて見ました。地味でもどこか魅力を秘めた花、そんな花って有りますよね。

先ずその一つがウバユリ。ユリと呼ばれる植物の中では一番地味な花では無いでしょうか。ユリと言えば北海道のポロトアイヌコタンで食べたオハウセットを思い出します。決して美味しいと言えるものでは有りませんでしたがアイヌの人たちの生活を知るうえで一度は口にして置くのも良いでしょう。
「人生の終焉を迎える時、天国で暮らす家が在る様、住み慣れた家を燃やし天国に移すと言う古来からの風習が有る」食事をしながら聞いたこの首長の話は今でも記憶に残っております。しかし倭人の移住により、それが禁止される事になる訳ですが力も弱いアイヌ人は抵抗も出来ず政府の条例に従わざるを得ませんでした。死後の安住の地さえも奪われる不安を抱きながら当時の人達は、どんなに辛く悲しい日々を送り、この納得できない条例を受け入れた事でしょう。

ここには伝統を受け継ぐ木彫の家が3軒あり私達はその中の一軒、高野繁広氏の店の暖簾を潜ったのでした。その時に購入したウロコ彫り文様のニマ(中央はフクロウ)です。独特の文様は装飾と言うよりも身を護るためのもので食器で有れば、それらに盛られた食べ物で食中毒が起きぬよう施された文様なのだそうです。そう言えば着物の襟や袖口、背中にも、こうした文様は見られますよね。



ウバユリから大分話が逸れてしまいましたね。このウバユリの花を見ますと、どうしてもポロトアイヌコタンの旅が思い出されて来てしまうのです。


シシウド
まるで夜空を焦がす打ち上げ花火の様では有りませんか

何の花芽かお判りでしょうか?
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はい、私はタマアジサイでした

チョウセンヨメナ
この花は家にも有りますが目立つでもなく庭の片隅で毎年、咲いております。でも近くに寄ってしみじみ見れば中々の美人さんです。ほら!モンシロチョウもフラフラと惹かれて来ましたよ。この蝶、スジグロシロチョウと教えて下さった方がおりました。どなたか分かりませんが有難うございました。

群生すれば尚の事、美しい!

ノカンゾウ

ヤブカンゾウ
ノカンゾウもヤブカンゾウも襟を引っ張られる程の花では無いかもしれませんが緑の中、一際華やかに咲く姿は如何にも夏の花らしいですね。
