まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

SMショップ?

2002年11月08日 20時36分00秒 | 日々雑感
販売の仕事は時に「忍耐」だと思う。

わがままを通り越して「非常識」を振りかざすお客さんを

笑顔で接客しなければいけないときだ。

上司にはすぐ言い返し、同僚とけんかするような人間関係に問題のあるわたしだが

お客さんともめたことだけはない。

当たり前と言うなかれ。友達の働く店でお客さんを殴っちゃた人がいるそうだ。

握りこぶしを作りたくなるような人、ホントにいるんだよ。

とは言え、殴るのはもちろん言い返したりしたっていけないのだ。

無理を通さなきゃいけないのではない。

飽くまでやんわりと丁重にお断り申し上げるのだ。

日頃は短気なわたしだが、店では自分であって自分ではないと思っている。

自分はそこにいる限り会社の看板をしょっているんだから。

ただ、段々そういう非常識に慣れていく自分がイヤだと思う。

知らず知らずに精神に歪みをきたしているのかもしれない。

それで友達と理想の店について話した。

その店は、ある種の被虐趣味の人しか来ないのである。

店員は「いらっしゃいませ」と言う代わりに

「また来やがったのか。鬱陶しい奴だ」なんて言う。

「この服似合いますか?」と聞かれたらすかさず

「全然似合ってないんだよ」と言ってやる。

手にしたメジャーはサイズを測る為に持っているのではなく

ぐずぐず商品を選んでいる客の前で床を打ち鳴らし、脅すためのものだ。

買い物の済んだ客には「ありがとうございます」ではなく

「とっとと帰れ。もう来るなよ」と言い放つ。

それで客は喜んでいる・・・

いいなあ、こんな店。

今もわたしはお客さんに喜んでもらうのが大好きだ。

そうじゃなかったらこの仕事は続けていない。

いいなあ、こんな店で喜んでもらえたら。

でもその際、制服はタイトスカートにハイヒールだろうか。

そう思うとちょっと悩むのである。


お知らせ・・・「新・まりあな」久々に更新しました。

21歳のときに書いた話です。

先日、虹を見たあと部屋の片付けをしていて見つけました。

なんか偶然だなーと思って。



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あまりに間抜けな

2002年11月08日 14時44分00秒 | 日々雑感
昨日、お寺で賽銭泥棒が捕まったというニュースを聞いた。

なんと賽銭箱から腕が抜けなくなり、もがいている所を発見されレスキュー隊に救出され、御用になったという。

賽銭箱の中には110円しかなかったとか。

「洗剤を使って救出した」というから指輪が抜けなくなったときと同じ処置だな、とおかしくなった。

捕まってから「バチがあたった」と言ったらしいが、そんな殊勝な気持ちがあるなら初めから賽銭なんか狙うなって。

年末になると強盗や泥棒が増えるという。

一年中殺伐としたニュースが続く昨今、のどか過ぎて笑った、と言ったらバチあたりだろうか。
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