まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

反面教師

2002年11月27日 22時03分00秒 | 日々雑感
昨日の夕方のテレビニュースの中で「お父さんのお小遣い事情」なんて特集をやっていた。

それがとにかく不愉快な内容で、企業に勤めるお父さん達がバブル崩壊後、

どんなに涙ぐましい節約をしているか・・・といった内容なのだ。

極端にお小遣いが減った、昼ご飯はいつもカップラーメン、なんてのはまだいい方。

お小遣いがゼロという人がいて、タバコは人にねだり昼はデパートの物産展の試食で済まし・・・

この他にもみじめったらしい卑しい話が続くのだが、

気持ち悪いのでろくろく聞いていられなかった。

貧しいことは決して悪いことでも恥ずかしいことでもない。

でもこの人は家のローンやマンションのローンのためにこんなことをしているという。

貧しくはないのに貧しいことをしている、そこが許せないのだ。

自分の生活の為にどんなことをしようと、

人に迷惑をかけなければ文句を言われる筋合いもないでしょうがね。

ちなみにわたしの家は裕福ではない。

しかし母はけっこう浪費家である。

節約という言葉からこんなに程遠い人をわたしは知らない。

当然、貯蓄なんてない。家も土地もない。

昨日も父が風邪を引いているからといっていきなり「うなぎ」である。

一人前1500円。 x 3人前=4500円。

かしこい主婦なら一週間くらいやりくり出来そう。

しかも父は三分の一くらい食べて咳き込み始め「いらない」と言って寝てしまった。

こういう無駄遣いもどうかとは思う。

残ったうなぎは今朝、卵で巻いてお弁当に持って行った。

浪費家の母を見て育ったわたし、けっこう「節約」が好きだ。