今日は、映画「犬と猫と人間と」を見に、浜松市の映画館「シネマ・イーラ」さんへ行ってきました。
昨日、初日の午後の回では、この映画の監督さんのお話もあったそうで、聞きにいきたかったんだけど、都合がつかなくて、残念。
「シネマ・イーラ」さんのブログにその時の様子とか書かれていました~。
で、シネマ・イーラさんは、この映画のために独自でテッシュBOXを特注で作ってくれたりもしているんですよ~、私ももらいました。
で、映画の方は・・・
とても、大変よかったです!!素晴らしい映画でした!!
早くも、私的2010年度邦画ベスト作品じゃないか?と思います(「のだめ後編」はどーしたっ!?/笑)
この映画、まず制作の最初から変わってます。
長年、野良猫の保護をしてきたおばあさんが、自分がお金を出すから監督に「動物愛護の映画を作ってほしい」と、自ら働きかけた、という映画なんですね。
普通、ドキュメンタリー映画でも、作り手側が「こーいう映画を作りたい、このネタで作ってみたい」というところから、ではスポンサーを探す、とかっていう流れになるのにね。
まぁ、公共的な立場からの依頼ならあるにはあるだろうけど、それが一個人からの依頼、っていうのはかなり珍しいんじゃないのかな?
しかも、地元の名士とかじゃなくて、一見普通のおばあさんだもの~。
で、監督自身が、思っても想像してもみなかった題材でのドキュメンタリー映画、という事で、その戸惑い、思い、の変化がよく出ていました。
ドキュメンタリー作品って、そうそう私も沢山見ているわけでもないので、なんですが、日本のドキュメンタリーって割合に、主人公的立場の人を一人設定して、その人を中心とかその人目線で、そこに観客も同一化していく、という「物語的」な作りが多いような気がします。
ゲームで例えると、RPG系?
テロップやナレーションを多用して、ある面、観客の見方や感動を一方向に誘導する傾向もあるかと。
で、さらにアメリカのドキュメンタリーでなんとなく、思うのは、こちらは「自分で体当たり!!」的で、皮肉的な笑いが多いというか。ゲームだと、アクション系?
で、フランスの作品では、とにかく「淡々とそのまま映す」解説とか、説明とかナシ、なので「これは何?何してるの?」とか判らないところも多く、後から自分で調べて「あぁ、そうだったのか~」という感じで、その人の理解力や努力も必要とされてくる、ゲームだとシュミレーション系、っていう感じでしょうか?
まーあくまで、一部のステレオタイプ的な印象ですが。
で、この映画の場合は、ズバリ、監督自身を主人公に据えたRPG風ドキュメンタリーかと思いました。
監督の視線、考えがもろに出ている感じなのですが、それが、かえってとても暖かく、穏やかで、かつ謙虚で、また好奇心や探究心があふれているという感じなんですね。
とても、感情的な作りなんですが、その感情がこういった傾向の作品で予想されるような、激しい怒り、憤り、泣き、そんなものだけではないんですね~。
「動物愛護の気持ちっていうのは社会が平和で人々が穏やかでゆとりがなければ出てこない。」という言葉には、大変深いところがあると思います。
こういった映画だと、一部の動物愛護活動に携わっているとか、動物好き、とかが無理解な人々を批判するだけ、と思われがちだけど、そうではなくて、動物に優しくできる社会は、人間にとっても優しく暮らしやすい社会であるはずなのだ、と動物だけでなく、そこから一歩進む、誰もが考えるべき問題を出してくれていると思います。
確かに、泣いちゃうところもあるし、ショッキングな悲しい場面もありますが、それだけではなく、暖かいところも沢山あるし、ほんと沢山の方々に見て欲しいですね~。
いい映画を作ってくれて、監督さんありがとう!!おばあさんにもありがとう!!
映画の中で、今まで私がいっしょに暮した犬や、猫、知ってる犬や猫に似ている、外見もそうだけど、その境遇や性格とかも似ている犬猫が沢山出てきて、いや~、他人(?)とは思えないというか。
山梨の多頭飼育現場で、散歩のために外へ連れ出そうとしても怖くて動けない犬とか、うちの千波君が最初、そうだったなぁ~、と思い出しました。
最初は怖くて、外へ出ると前に進めず、ひたすらクルクルクルとその場で回っていたのですが、最近は朝になると自分から前足で人をひっかいて散歩をせがむようにまでなりました。
ニュースで散々話題になった「崖っぷち犬」もリアルタイムで、でもマスコミの一般報道とはちょっと離れた裏の部分からのドキュメントも、現状の日本の報道の裏側がよくわかるというか、そういう超話題のネタとなる度に感じる「違和感・もどかしさ」をも伝えてくれていました。
そういえば、その「崖っぷち犬」は、結局引き取り者が飼いきれなくて、愛護施設にいるって聞いたけど・・・
成犬でしかもかなり野生度が強いので、やはり相当覚悟があって理解があって、余裕もある人じゃないと難しいんだろうね~。
で、映画のために浜松市まで行ったわけですが、駅でこーんなポスターを見つけました。
地元ローカル新聞の広告ですが、このポスター、一番左端の、独りだけモロに顔出し(爆)している方は、あれ~っ、吉田光範さんだっ!!!
というわけ(?)で、もうちょいUPにしてみよう!!
さすが、ローカル新聞(笑)
(吉田光範さんは、元ジュビロ選手で、オフト時代の日本代表でもあり、ポジションはディフェンシブハーフ。いぶし銀選手でありました。)
で、映画の後は、ちょいと勉強をしてましたが、その際、ロシアのエカテリーナ二世の画像が出てきたのですが、
おお、パグ抱いてるよっ!!でも、ロシアでパグて寒そうだのぉ~・・・
で、勉強の後は、せっかくなので(?)浜松市の銭湯へ寄ってみよう!!ってわけで、駅から徒歩でいける圏内の「光輪湯」へ行ってみた・・・
が、住所を頼りにたどり着いたら、そこは・・・
駐車場になってました・・・T^T すでに廃業されてしまっていたようです・・・
いつまでも、あると思うな、親と銭湯!!ですな、まさに・・・