УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ツリー・オブ・ライフ』『ロサンゼルス決戦』

2011-09-25 15:34:29 | 映画
映画『ツリー・オブ・ライフ』予告編


「ツリー・オブ・ザ・ライフ」も見ました。
ちまたはで、ブラピ&ショーン・ペンの2大スター共演!!とかって宣伝されていたようですが、この映画はそれよりも監督テレンス・マリックの作品である、という目で見た方が正解かと思います。
テレンス・マリック監督作品で私が見たのは「シン・レッド・ライン」と「ニュー・ワールド」
前者は第二次世界大戦の戦場が舞台のジャンル的には戦争映画、後者はネイティブ・アメリカンで白人男性と結婚し、初めて英国にわたったポカポンタスの物語で、歴史ロマンス(?)モノといった感じです。
今回の「ツリー・オブ・ザ・ライフ」は、50年代のアメリカ、保守派の強いアメリカ・テキサス州での親子・家族の物語、とそれぞれ、なんですが、実際の映画を見てみると明らかに似ている、雰囲気が(笑)
その雰囲気とは、ズバリ、ぽえみ~な事です(爆)
そう、詩的なんですよ、プラス写真集的。
美しい風景、光景にモノローグ的なナレーションで詩が語られるみたいな感じなんですな~。
物語っていうよりも、詩のつながり、っていう感じ。
今回は、エディプスコンプレックスとか、当時のアメリカ社会における男のあり方、と思われていた事、ジェンダー的な事も描きたかったのかもしれんが、総じてポエミーでした(笑)
という感じで、監督の作風を知っていれば、「らしいねぇ~」という感じですが、役者につられて見に行ったら「なんじゃ、こりゃ??」という事になるでしょう(笑)
そーいや、最近mixiのネタで「人に説教をすぐする人は自分自身に対して自信がない人である」みたいなのがあったけど、この映画でもブラピがまさしくこーいうお父さん。
自分が出来ない、出来てないんだけど、だからこそ息子には自分は出来なかった理想像を実現してほしいために、わざと厳しくあたり、また自分はそれを持った一人前の強い男である、っていうみたいに演じている男。
まー保守派らしい男やのぉ~という感じでございます。
自分に、自分の生き方に自信があれば、他人に対しても寛容性が大きくなるっていうのか、許す余裕があるのかもしれませんな~。
と、私もギリギリですが(爆)

で、もう1本。「世界戦略ロサンゼルス決戦」
映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』予告編


ある日、突如として現れたUFO。
そして、問答無用で大攻撃をしかけてきて、人類壊滅!!に近い!!
で、ロサンゼルスの海兵隊員が戦う!というヤツです。
いや~、とにかくガチャガチャした映画でした。
非常につっこみポイント多いのですが、見た後で映画評論家の某先生のお話を聞いてなるほど~と納得。
この映画は、一見SF映画なんですが、実は昔からよくある「戦争モノ」なんですよね~。
古くは西部劇、その後は第二次世界大戦モノでも、一時期非常によく作られていたらしい「小軍隊モノ」というか。
今の戦争映画では、敵を単に敵として、殺せばそれでOK、というものが作れないんですね。
敵も人間である、自分と同じである、たまたま属する国とか組織とかが違うだけで、愛する人や家族がいる個人である、っていう考え方の方が主流だけど、一昔前は、そーいう考え方はマイナーな立場であった。
敵はインディアンでもドイツ兵でも日本兵でも、単に敵である、っていうだけで殺すにも単に記号であり、人間ではなかった。
人の姿をした敵である、という記号でしかなかった。
そういうお約束でさまざまな映画も出来ていた時代が過ぎ去り、現在はそういう単純なものは許されない。
では、どうするか?っていうと、問答無用で殺してよい絶対悪的存在はゾンビとかエイリアン、という人外の存在になったわけです。
なので、そのために設定をSFとしたわけで、作っている内容は昔懐かし、の戦争モノそのものだ、っていう。
ま、リアルなゲーム的感覚の映画かな?
アーロン・エッカートがなんだかブルース・ウィリス的になってましたよ(笑)
今までだと、わりと「有名女優のお相手役が多いけど、なんだか影の薄い二枚目役」だったのに、今回はすっかりオヤジ系に・・・
あとは、もう「あー、こういう言動すると次、こいつは死ぬな」っていう死亡フラグが立つそのとおりに、死んでくっていうのがかえって潔いというのか(笑)

で、予告でなんかデジャブーなシーンだなぁ?と思ったら「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」のハリウッドリメイクであった・・・
リスベット役は結局、誰になったのであろうか??と思ったら、「ソーシャル・ネットワーク」で出てきたボストン大の女学生役の人なんだそーな。
うーん、そのまんまだとイメージ違うけど、きっと役者だけに化けるのであろう・・・

でもって、今日は、犬のしつけ訓練をやってる施設の見学に行ってきました。
スクールの日でもあり、お利口~なかわゆいわんこが来ていて、なでまくる(爆←基本、犬にはモテる私・・・爆)
先生はかなり厳しい事を言ってますが、やはり「最悪のケース」を想定して話すっていうのがこーいうののセオリーなので、いろいろ話を聞くうちに「なんとかなるかも」という気がします。
なんか、もっとひどい飼い犬ってたくさんいるらしい(笑)
それにしても、成犬で特にしつけもされず、愛情も注がれずに「生きている商売道具」的な状態で5年以上育ってきたうちの千波君、特に困る事もなく、こんだけ手間かからないってすごーく奇跡だな~と思ったりして(笑)
左側通行しか出来ないとか、エサをばくばく食べない、なんて些細な事さ~♪
次は、獣医さんと相談だ~
コメント (2)
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