УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

ALL ABOUT EVE

2013-01-28 14:44:41 | 映画
昨日は、お休みだったんだけど、仕事の待機日でもあるのでずーっと自宅待機してました。
別に自宅にいなくてもいいんだけど、呼び出しがあったら、即参上!!しなければならないので、結局外出してても落ち着かない・・・
しょっちゅう、携帯が圏外になってないか、電池大丈夫か?とか、聞こえる範囲にちゃんとあるか?と、常時気にしてなけれなならないし、呼び出された場合の「足」をどうするか?とかとかと、備えておかねばならない事が多いので、結局自宅にいる場合が多いですな。
それが24時間で、月に数回あるので、大変でございます。
休みでも、予定は入れられんし、自由に使えないし、っていう感じでねぇ。
じゃ、せっかくのいい機会だし、試験勉強でもするかぁ〜と思っても、ついつい脱線(笑)

ってわけで、昨日は、このDVDを見ました〜

ALL ABOUT EVE trailer


1950年代のハリウッド作品、元々はブロードウェイのミュージカルを映画版にしたそうでして。
その年のアカデミー作品賞とか監督賞とかもろもろ受賞した、そうでして。
今、みるとプロット的には「デジャブー感」があるにはあるんですが、実はこのプロットはこの映画が最初の本家で、後後の作品の方がこのプロットを流用したりしている、という事なんだそうだ。
ブロードウェイの舞台で第一線で輝くスター、女優のマーゴの元に、彼女の信奉者であるイブという若い女性が現れる。
非常に、慎ましく、謙虚で、でも賢くて気が利いて、と彼女を気に入ったマーゴはイブを自分の付き人にする。
が、次第に、気が利きすぎるイブが気に触るように・・・さらに、彼女に対して生理的な不安感・不信感を感じる。
だが、恋人や友人たちはイブの事を「今時珍しい『良い子』だ」と褒め称える。
果たして、イブの本当の目的は??
と、サスペンスかなぁ?一応。
面白かったですね〜、いろいろこの映画に関するウラ話を聞いてから見た、っていうのもあるけど。
この映画、マリリン・モンローも端役で出演してます。
演劇学校を卒業したばかりで、やはり舞台女優を目指す売り出し中の若手女優(でも、美人だけどそれだけ、っていう設定)
で、実際に映画を撮影するさいに、イブ役の女優さんは、このマリリン・モンローの「役柄」ではなく「彼女自身」の実際のナマの視線をイブ役の参考としたそうです。
その視線とは・・・「獲物を狙う鷹の視線」なんだそうで^_^;;
当時は、マリリン・モンローも実際に売り出し中でとにかく役をもらって有名になりたい、という野心を抱く立場だったので、その彼女が主演に近いイブ役の彼女の演技をじっと見つめて、「いつか、私があの場所に立ちカメラに向かう」という意識が少なからず強烈に出ていたんだろうな〜、まぁ、そうじゃなきゃ、芸能界でやっていかれんとも思うけど。
サスペンス以外にも、友情とか愛情の強さ、全面的に従う、自分の言うとおりにしてくれるYesマンじゃないのが本当の友情、愛情、でも、それはその場ではつい忘れがちとかとか、女性の生き方、特に50年代当時の女性の生き方の選択幅の狭さ等々、切実な感じもありましたなぁ。
やはり、「名作」と呼ばれる映画だけはありましたねぇ。

で、あとは本読んだんだけど・・・一日で4冊、読み終えてしまった・・・
その中から


金田一耕助The Complete―日本一たよりない名探偵とその怪美な世界

金田一耕助本でーす。
「日本一たよりない名探偵」っていうのは、外見が冴えない・・・というだけじゃなくて、実際に彼が探偵として事件捜査に参入してからも殺人が止められない、事件続出だから、っていうところからなんだそうで。
・・・うーむ、そう言われれば確かにそうかも、というか、世間のフツーの(?)名探偵は違うのか?
確かに、ホームズ物なんかでは、あんまり彼が関わってからは死亡するケースって数少ないような(ない訳じゃないが)
さらに、犯人には女性が多い、と言われると確かに、そーいう気もする・・・
が、実際に統計的に調べると、実は殺人が続くのは、一作あたりの殺人件数が横溝正史小説は数が多い、故に単純に金田一耕助のせいとも言えず、また女性率も半々くらいなんだそうでして。
でも、なんか女性犯人の印象の方が強いから、どうしても女性が多い、っていう事になるんだろうなぁ〜。
途中で、なんと袋とじで、有名事件の経過、犯人、その動機、トリック等がまとめられているというご親切さ(?)
圖書館の本だけど、誰かすでに袋とじを開けてくれておりました^_^;
いや、全部その中の話は読んでるからいいんだけどさ、私は。
私が横溝正史読んだのは、確か小学生の頃だったなぁ、その後もなんか時々読みたくなってブーム的にしばらく読みふけって、ブーム終了して、というのを繰り返しておりまして、まぁほとんどの横溝正史作品は読んだ、と思っていたんだけど、実はそうでもない事がこの本読んで判明。
私が読んだのは、ほとんど角川文庫なので、角川以外からまとめて出していた出版社がもう一社あったそうで、そっちの話はほとんど読んでない事が判明。
でも、図書館にあるのはほとんど角川だから、それ以外のを読むのは難しそうだなぁ〜(買ってまで読む気もそれほどナシ)
金田一耕助が活躍するのは、昭和の戦後しばらくっていう感じの時代、昭和のレトロ感漂う感じだけど、乱歩ほど耽美路線でもナシ、という感じかなぁ?
横溝シリーズで、本家・分家とか、そーいう全く自分とは縁のない「家柄」とか、しきたりとか、そういう世界に触れたんだよねぇ〜。
あと、妾とか(爆)
まぁ、自分が読んだ話に関しては、犯人と大体の動機とかは覚えてますが、やはり細かいところ(?)は忘れてて(特にヒロインとか/爆←獄門島の早苗さんだけは覚えてた)なかなか、新鮮に読めました。
金田一耕助マンガにも触れていて、この本で選んだベスト漫画家は、JETさん画だそうです。
あー、そういえば見た事あるなぁ〜、機会があったら読んでみよう。
で、金田一関係の映画、音楽とかあって・・・
音楽っていえば、昔昔、確かレコードで(爆)『金田一耕助の冒険』っていうのを買ったなぁ、自分・・・
あー、懐かしいと思ってちょいと魔が差して調べてみたら、あーるじゃないですか、復刻版(?)CDがっ!!

金田一耕助の冒険・特別版

これ、映画とかTV版の音楽サントラっていうわけじゃなくて、各作品にインスパイアされた(?)曲っていうか、なので曲名=本の題名、という感じ。
中でも強烈に今でも覚えてるのは、『犬神家の一族』
羽田健太郎氏の作曲で、氏のピアノがメインで、とても美しい曲です。
メロディラインだけなら、多分テルミンで弾けると思う、今でも(耳コピで覚えてる曲を一番弾きやすいのは、私にとって実はテルミンです)
さらに、この特別版では、それ以外に、あのTV版金田一耕助のテーマ曲「まぼろしの人」も入ってるとかっ!!

茶木みやこ「まぼろしの人」


はいはい、ついポチッとな、してしまいました〜っ!!!
コメント
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