УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『グランド・ブダペスト・ホテル』

2014-08-08 21:27:44 | 映画

『グランド・ブダペスト・ホテル』


を、見てきました。
予告を見て「あ、これみたいなぁ~」と思ったのですが・・・
その後、結構経ってしまって、上映終了直前にみる事ができました。
しかし、時間が経ってたので、なんで見たかったのかよく覚えてない状況(笑)
確か、豪華キャストであった、というのは覚ええてるけど、後は記憶になくて、
「なんとなく見たかった」という覚えしかない、という^_^;
でも、まぁ見に行ってきました。

で、見ている最中、なにかこれ、思い出すなぁ~、この感覚・・・
と思ったら思い出しました。
これって、ウェス・アンダーソン監督作品じゃないかっ!
って、例え最初はしらんでも見ているとそのうちに、その監督が判っちゃう、っていのがウェス・アンダーソン作品でもありますな。
なんつうか、画面作りが「マンガ的」というか、マンガのコマ的なんですよ。
一コマが、=1カットっという感じに、その1カット内の情報量がスゴイかつ、統一が取れていて、その感覚が独特という。
そして、物語展開も、回想形式というか、当時を思い返す形式かつ、ナレーション多用のところとか。
今回の舞台は、ブタペストっていうからハンガリーあたりなんだろうけど、一応架空の設定みたいです。
東欧の、支配者も国の名前もコロコロ変えられちゃうような国、その老舗ホテルが舞台でございます。
まぁ、その国では一流ホテルでお金持ちの世界でございますが、当時の金持ちって言えば、ホントに金持ちというか、生まれながらの何代も続く金持ちっていう感じなんで、その歴史というか重さが違うっていう感じですねぇ。
でも、誰もがどこか抜けてるっていうか、そういうところが皮肉っぽくて、でもその皮肉が明るいユーモア系の皮肉でね。
こういうあたりも、この監督の色っていうヤツですな。
現在(というか、それでも30年くらい前なんだけど)が、茶色系のちょっと渋いというか、重厚そうだけどちょっと古臭い感じに対し、その舞台で更に語られるそれから50年くらい前のこのホテルは、なぜかパステルピンク調なんだよね~。

で、豪華キャストって言えば、確かに超豪華なんだけど、レイフ・ファインズ、ジュード・ロウ、ウィリアム・デフォー、ティルダ・スゥイントン等々なんですが、誰が誰だかイマイチ分からんうちに物語が展開していく、という^_^;
豪華すぎるんだけど、役者が素の自分を見せなくて役柄になりきってるので、すぐイコールで訳者名と結びつかんのだ(笑)
スターオーラをあまり見せない事、それこそがこの映画におけるスターであろう、と思った次第でございます。
あと、音楽バラライカを多用しているようです、てっきりマンドリンだと思っていたら、エンドロールでずーっと各種バラライカの図と、コサックダンスが出てきてました。
ほぉ、ハンガリーでもバラライカなんだ~、と思った次第です。
ま、バラライカと言えばロシアと思ってたんだけど、ロシアに限ったモノではない、っていう事なんでしょうな。
実は、私もバラライカ持ってるんですが(観光土産用の簡単バラライカ)弦を張ると、そのまんま分解しそうで怖くて使えない^_^;;;
コメント (2)
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