先日、地元の市立美術館で開催されている「山本二三展」を見に行ってきました。
山本二三氏は、アニメーションの美術監督、主に背景画の世界で活躍されている方で、参加されている主な作品は、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「火垂るの墓」などのジブリ関係や、「時をかける少女」とか「じゃりん子チエ」とかとか。
ジブリ関係が多いけど、別にジブリ所属という感じでもないらしい。
ジブリって言えば、最近のニュースで「制作部門を解散」っていう話があったね~。
って事は、今後、新作アニメは制作しない、っていう方向みたいだけど・・・
やはり、ジブリ=宮崎駿、っていう事だから、宮崎監督が新作を作らないと名言している以上(今のとこ^_^;)
一連託生で、新作からも引退、って事かね~?
ま、それも仕方ないか、とも思う。
次世代の有望な新人(採算取れるレベルで)を育てるのは難しい、って事なんだろうねぇ、アニメ界では。
そーいや、宮崎監督の息子はどーするんだろうかねぇ?
ジブリ以外で、使えるのか?あの監督??(←「ゲド戦記」の件で、永遠に私は彼に対しては根を持ち続けるんだな^_^;)
ま、ジブリは置いといて、アニメにおける背景って・・・
よく、監督やキャラクター設定者とか、脚本演出あたりまでのスタッフの名前は、挙げられる事があるけど、背景がこの人だから、っていうところまでは、まだなかなか行ってないですよね~。
しかし、日本のアニメーションが世界でも注目を集める有望なコンテンツの一つにまでなっている、っていうのは、この背景の力もあるのではないだろうか?と、今回思いました。
実際に、あまり表だって語られる事はないけど、そのアニメーションの世界観を支え、その背景の元で動くキャラクラーに存在感を与えてくれるのは、背景でもあるわけでして。
実際に、キャラクターが無い状態でのこの背景画のみをみるっていう機会はあまりこれまで無かったので、とても面白かったですね~。
それにしても、リアル、っていうか美しいというか・・・
まるで、実写というか、写真のようにリアルに見えるんだけど、それは単にその写真とかを模写しただけではなく、描き手の中での「捨拾」がちゃんとあって、計算されたうえでの背景のリアルさであり、主役ではなく、主役を活かすために目立たず、でも、実在感を与えるという、アニメならではの難しい両面性を備えた課題なんだなぁ、背景の世界って。と、しみじみと思いました。
でも、そーいや、嵐の雲を抜けて、ラピュタが現れたシーン、確かにあの雲と空は忘れられませんねっ!!
「ラピュタは、本当にあったんだっ!!」と、パズーと共に叫びたくなりますもんね、ホント。
そーいや、別料金で解説の音声ガイドもあるんだけど、その声がなんと、田中真弓さんですよ!
パズーっていうか、クリリンっていうか(爆)
そして、アニメの背景画って、いわゆる「芸術」とか「作品」って言えなくもないんだけど、今回のこーいう作品群を見ていると。
でも、同時に「消耗品」でもあり、「商業」的なモノでもある。
こだわりは必要だけど、こだわり過ぎもいけない(ハズ)っていうバランスが難しい世界ですな~。
複数の人が関わり、納期とかがあり、という「職人」的な面もあり・・・
芸術家でもあり、でもそれだけではない、っていうところあたりが、例えば「銭湯のペンキ画を描く」とか「狛犬を彫る」とか、そういうあたりと通じるところが多いなぁ、とも思いました~。
結構、見た事もある作品も多いんだけど、そこは特に背景を注目して見ていた、というわけでもなく、こうやって改めて「背景」を眺める事で、その作品の世界観や、作り手、それも複数のたくさんの人々が関わって作られるアニメーションの世界、の独特さをも感じましたね~。
でもまあ、以前は芸術、絵画とか彫刻も、作り手が「芸術」として自らを作品で表現しよう、とかっていうことじゃなくて、あくまで依頼者がいて、そのスポンサーの意向に沿うように制作した、その中でいろいろ新たな表現に挑戦したり、とかっていう職人と芸術家の両面を備えている、っていうのが普通だったらしいから、そう考えると、今のアニメ背景画も「誰もが通る道」なのかも。
画家とかだけじゃなくて、音楽家もベートーベン以前の音楽家は、芸術家というよりも職人として「依頼を受けたから曲を作る」「仕事」という感じでもあったらしいですな。
これは、もののけ姫に出てきた「しし神の森」の立体再現だそうな~。
中に入って、写真が撮れるそうです。
もののけ姫は、コケだらけであった~
山本二三氏は、アニメーションの美術監督、主に背景画の世界で活躍されている方で、参加されている主な作品は、「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「火垂るの墓」などのジブリ関係や、「時をかける少女」とか「じゃりん子チエ」とかとか。
ジブリ関係が多いけど、別にジブリ所属という感じでもないらしい。
ジブリって言えば、最近のニュースで「制作部門を解散」っていう話があったね~。
って事は、今後、新作アニメは制作しない、っていう方向みたいだけど・・・
やはり、ジブリ=宮崎駿、っていう事だから、宮崎監督が新作を作らないと名言している以上(今のとこ^_^;)
一連託生で、新作からも引退、って事かね~?
ま、それも仕方ないか、とも思う。
次世代の有望な新人(採算取れるレベルで)を育てるのは難しい、って事なんだろうねぇ、アニメ界では。
そーいや、宮崎監督の息子はどーするんだろうかねぇ?
ジブリ以外で、使えるのか?あの監督??(←「ゲド戦記」の件で、永遠に私は彼に対しては根を持ち続けるんだな^_^;)
ま、ジブリは置いといて、アニメにおける背景って・・・
よく、監督やキャラクター設定者とか、脚本演出あたりまでのスタッフの名前は、挙げられる事があるけど、背景がこの人だから、っていうところまでは、まだなかなか行ってないですよね~。
しかし、日本のアニメーションが世界でも注目を集める有望なコンテンツの一つにまでなっている、っていうのは、この背景の力もあるのではないだろうか?と、今回思いました。
実際に、あまり表だって語られる事はないけど、そのアニメーションの世界観を支え、その背景の元で動くキャラクラーに存在感を与えてくれるのは、背景でもあるわけでして。
実際に、キャラクターが無い状態でのこの背景画のみをみるっていう機会はあまりこれまで無かったので、とても面白かったですね~。
それにしても、リアル、っていうか美しいというか・・・
まるで、実写というか、写真のようにリアルに見えるんだけど、それは単にその写真とかを模写しただけではなく、描き手の中での「捨拾」がちゃんとあって、計算されたうえでの背景のリアルさであり、主役ではなく、主役を活かすために目立たず、でも、実在感を与えるという、アニメならではの難しい両面性を備えた課題なんだなぁ、背景の世界って。と、しみじみと思いました。
でも、そーいや、嵐の雲を抜けて、ラピュタが現れたシーン、確かにあの雲と空は忘れられませんねっ!!
「ラピュタは、本当にあったんだっ!!」と、パズーと共に叫びたくなりますもんね、ホント。
そーいや、別料金で解説の音声ガイドもあるんだけど、その声がなんと、田中真弓さんですよ!
パズーっていうか、クリリンっていうか(爆)
そして、アニメの背景画って、いわゆる「芸術」とか「作品」って言えなくもないんだけど、今回のこーいう作品群を見ていると。
でも、同時に「消耗品」でもあり、「商業」的なモノでもある。
こだわりは必要だけど、こだわり過ぎもいけない(ハズ)っていうバランスが難しい世界ですな~。
複数の人が関わり、納期とかがあり、という「職人」的な面もあり・・・
芸術家でもあり、でもそれだけではない、っていうところあたりが、例えば「銭湯のペンキ画を描く」とか「狛犬を彫る」とか、そういうあたりと通じるところが多いなぁ、とも思いました~。
結構、見た事もある作品も多いんだけど、そこは特に背景を注目して見ていた、というわけでもなく、こうやって改めて「背景」を眺める事で、その作品の世界観や、作り手、それも複数のたくさんの人々が関わって作られるアニメーションの世界、の独特さをも感じましたね~。
でもまあ、以前は芸術、絵画とか彫刻も、作り手が「芸術」として自らを作品で表現しよう、とかっていうことじゃなくて、あくまで依頼者がいて、そのスポンサーの意向に沿うように制作した、その中でいろいろ新たな表現に挑戦したり、とかっていう職人と芸術家の両面を備えている、っていうのが普通だったらしいから、そう考えると、今のアニメ背景画も「誰もが通る道」なのかも。
画家とかだけじゃなくて、音楽家もベートーベン以前の音楽家は、芸術家というよりも職人として「依頼を受けたから曲を作る」「仕事」という感じでもあったらしいですな。
これは、もののけ姫に出てきた「しし神の森」の立体再現だそうな~。
中に入って、写真が撮れるそうです。
もののけ姫は、コケだらけであった~