УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

富士山登ってきたよ・2

2017-07-16 16:36:38 | ハイキング&ウォーキング

富士山の登り方、ガイド本とか実体験とかいろいろ読んでみると、とにかくゆっくり登る!!がどれにも書かれています。
歩幅を小さくしてゆっくり歩く感じ、とあります。

が、富士宮口の登りの場合はそれがかなり難しいんですな。
っていうのは、坂道を登っていくんじゃなくて常時階段みたいな石段を登っていく、乗り越えていくっていう感じが少なからずだから。
そうなると、歩幅を小さくっていってもなかなか難しいんだよね、どうしても一歩を大きく足を上げないとならない場合が多い・・・
となると、どうやって歩けばいいか?っていう事ですが、私的な方法だと・・・
とりあえず歩きやすいように歩いて、疲れたら即休む!って感じ。
疲れっていうのは具体的に言うと、心臓の鼓動が頸動脈にドキドキと直接来ましたっ!!って感じで頸動脈の脈拍を強く感じるようになったら足を止める。
で、その鼓動を感じなくなったら再度歩き出すっていう感じで行きました。
なので、場所によっては10歩毎に小休止する場合も・・・
まだ、富士山登山の本格シーズンじゃないので、道はかなり空いていて、追い越したり追い越されたりっていうのはあまりなく比較的最初から最後まで「自分のペース」で歩けたのはとてもよかったです。
団体さんが先にいると、気をつかってくれて「お先にどうぞ!」とソロの人に道を譲ってくれるケースが多いんだけど、そうなると「ありがとうございます」ってどうしても急いで追い越す→すぐ疲れる、けどそこですぐ休むと譲ってくれた団体さんに追いつかれてしまって双方気まずい・・・ってなるんだよね^_^;
今回、団体さんもいたけど、うまい具合に山小屋とかの休憩とかでちょっと車間距離っていうか無理なく人間距離が取れて良かったです。

で、富士宮登山口の特徴の一つは「登り口と下山口がいっしょ」というのがある。
他の登山口のコースはそれぞれ登り口と下山口が違う一方通行なんだけど、富士宮だけは同じ。
なので、時間帯によってはかち合うのだ。
通常の山登りでは「登り優先、下りの人は登りの人が通り過ぎるまで安全な場所にずれて道を譲る」がセオリーです。
が、富士山はやはりこれが初めて本格的な山登りなので、あんまり山登りのマナーやルールを知らない人が多いせいか、その「下りが譲る」がほとんど守られないのであった。
でも、富士山の場合はそれがかえって結果オーライっ!!って気もしましたな。
っていうのは、下りの人が通り過ぎるまで登りが待つ=公に一休みチャンスが増えるよっ!!ラッキー♪っていう感じで^_^;
登りは歩きながらも、「あぁ、あそこの岩まで行ったら一休み出来るスペースがありそう」って休みを想定しながら登る感じでございましたよ。
まぁ、大変だけど少しづつでも動いていればいつかは目的地に到着するもんですよ、ハイ。

で、翌朝二日目です。
ご来光っぽい、といえばご来光な朝。

出発はすっかり日が登った5時30くらい。といっても曇りなのでお日様の姿はもはや見えず。
山小屋を一番最後に出発した私~^_^;


ずーっと赤と黒の溶岩と溶岩砕けた砂っていうか石というか砂利というか、そういう道です。
わずかにコケだけがありました。


30分ほどで9合目到着。




山小屋でホットコーヒーを注文しました。
一杯400円です、インスタントで。
でも、まぁこの眺めをみながら飲むのだから、値段分はあるかな?って感じ。


缶も1本400円くらいです。
まぁ、状況的にこのくらいが相場だろうなぁ、って感じ。
それよりも映画館内の自販機が通常より高い方が足元見てるよなぁ、と思います、と余談。




この辺りまで来ると、残った雪が間近になってきます。
雪っていうよりも氷ですかね?
で、やはりつついてみたくなるのか、ストックで穴開ける人多いみたいだね。

で9合目だからいよいよ次は10合目!頂上!!と言いたいこころですが、ここでも一つ罠(?)が。
9合目の次は、9合5尺なんですよ~^_^;
この間も約30分くらいの登り。
9.5合目到着です。





山小屋の屋根です。
落石対策だと思いますが。
オーストラリアとかの4WDのデカイ車の前にゴツイカンガルー避けの柵がくっついてるのがあるけど、そんな印象です。
ここからさらに約30分登って・・・


あの鳥居の先の鳥居の向こうが「頂上」ですよっ!!!
しかし、このずーっと登ってきた登山道、これ江戸時代から使われてきた道なんですよ!
いやぁ、江戸時代の人ってスゴイよなっ!!
わらじと着物でここまで登ってきたんだもんね!!!
富士山が世界遺産に登録されたのは自然分野ではなくて宗教信仰部門としてなんですが、登ってみると
なんつうか江戸時代から続く人々の信仰心、富士山を神を崇めて、一生に一度の決意で山頂まで登った
その気持ちがわかるっていうか、時代を超えてそれを私も追体験しているんだなぁ、と、とても感慨深く感じました。


コメント
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