УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ペンタゴン.ペーパーズ/最高機密文書』

2018-04-14 19:49:14 | 映画


カット後の狆とシーズーの見分けは難しい・・


やっぱり、静岡暖かい、というより生ぬるい^_^;
風が連日強かったせいもあるが、青森しばれてました←で合ってるのか?
だって、雪が溶けないんだもんねー。

で、今日はこれみて来たよ。
‪ 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』予告編


スピルバーグ監督、メリル様主演、トム・ハンクス共演という日本でも知名度抜群メンバーが揃った映画ですが、内容はアメリカ近代史知識がないと面白くないかなー?とも思ったが、さすがそこはスピルバーグ、知らなくても何となく雰囲気はわかるというか。
ベトナム戦争が硬直化している最中のアメリカ、国の機密文書ペンタゴンペーパーズが持ち出され、新聞社が内容をすっぱ抜く!
が、それは違法行為か?報道の自由か?
を、メリル様演じるワシントンポスト社長の視点から描く感じの物語。
原題はPost。
しかし、トランプ政権が誕生したあたりにすぐ、この映画製作を開始したというスピルバーグ・・
そんだけ危機感持ってたんだなあ、と改めて。
とかと思ったら、今日アメリカはシリアに空爆したらしいし。
シリアの化学兵器使用への報復らしいけど・・
過去のアメリカの前例があるから、どうも疑いの目で見てしまう。
で、過去の事件を再現しているようで、実は現在の状況に警鐘を鳴らすタイプの映画なんですなー。
そもそも国家は大統領は、国民の自由と安全を守る保証するために造られだからこそ権力も持つ。
国民を守るために。
しかし、いつしかその組織を権力を守るために国民を欺き犠牲を強いるようになってしまっている・・
ベトナム戦争やウォーターゲイト事件にしても、単純に当時のニクソンが悪者、だけではなくそれはもっと過去から続くJFKも含めた素地があり、ニクソンで隠しきれなくなった、ってわけなんだなー。
JFKはわりと偉人的英雄的像が多いような気がしたが、そうでもなく、対ソ連、対共産主義へ傾きすぎてしまうような過大なアレルギー症状もあったんだろうねぇ。
で、その新聞報道の自由、ペンは剣より強し!だけではなく、さり気にフェニミズム視点も入れたところがまさに現代!視点だなあ、巧い!巧いよスピルバーグ!と唸るところです。
メリル様が主人公で、彼女はタイム社の社長の娘で、本来は婿が社長の座を継いだんだがその彼が自殺し、なんてメリル様が社長になったわけだ。
役員とか周囲の会社のお偉方は全て男性。
彼女は表面的には尊重されてるようでも、実際はお飾り的で意見も対等な立場で語られない。
まだまだ、女は優しくニコニコ笑っているのが良い理想の女性像の時代、その彼女が初めて難しい決断を自らの意思で下す、その難しさ困難さ、対政府にプラスして対男性社会の映画でもあるわけだ。
あと、新聞が出来るまで、活字組みとか輪転機とかの映像も面白かったなあ。
毎日、何気に読んでる新聞だが、裏には新聞社や記者やカメラマンだけでなく色々な人の24時間の努力の結晶が、あの新聞なんだねー、と思いました。
コメント
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