なんでも、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズの監督が、過去のツイッター発言を問題視されてシリーズ降板だって?
しかし、そのツイートって10年前の過激なジョークで本人もすでに反省、弁明過去にしてるのになんで?
ジョン・ラセターの場合は、現在進行形に近いセクハラだからやむ終えないとも思うが、ディズニー幹部ちょっと神経質になりすぎて魔女狩りの方向になってないか?
それ言うなら、ウォルト・ディズニーってハリウッドの汚点・最大の黒歴史の一つ「赤狩り」に大いに加担してた張本人の一人じゃん?
赤狩りとは、冷戦時代に共産主義に対する脅威にアレルギー、ヒステリー的反応が多数に生じ、共産主義を排除しようとするあまり、無関係な人やその流れに批判的人は共産主義とでっち上げて首にしたり、仕事を干したんだよね。
そして、密告が奨励されたりもした。
ウォルト・ディズニーもその一端を担っていた大物権力者の一人。
まあ、今の価値観とか社会情勢を当時にそのまま当てはめて当時の人々を非難するのは問題あると思うが、現代のディズニー幹部はそれ忘れてない?と、思ったニュースでした。
で、今日は三島の佐野美術館に岩合光昭さんの写真展「ネコライオン」見てきました。
同じ題名の写真集があるんだが、その中の写真の一部をパネルで展示しています。
当日大人券は1000円ですが、ネコ写真持参で100円引き。
私も持参しましたよー。
こんな感じに会場に展示してくれるのだ。
私が持参したのは、
これー。これから行く人は探してみてね〜
で、この写真展はネコとライオン。
ネコ科の動物だけど、ネコは人間界で暮らしていて、ライオンは自然界。
かなり違うようでいて、でもなんか似てる?と、似ている動き、似ているポーズ、似てる表情を対比させてるのだ。
確かに似てます、似てます。
でも、分類学から見るとネコとライオンって結構系統的には離れてる。
イエネコはヤマネコとかの小型ネコ系だし、ライオンは大型ネコ系。
顔つきの作り的にも、ライオンの顔を小さくしたらネコになるか?って言えばなかり違う。
バランス的にネコの方が目が丸くて大きいし、鼻はライオンの方が突き出てるし、耳はネコは三角、ライオンは丸系だったり、とか。
ただ、ネコ科で単独行動ではなく群を作る、社会性が高いのはネコとライオン、という、この共通項が分類学上での離れている、よりも「でもなんか似てる?」になるんではないかな?
で、岩合さんのトークショウの映像が流れてたんでみてきましたが、その「似てる」は元々狙っていたものではなかったらしい^_^;
ライオンの写真展やりたかったんだけど「ライオンじゃ、客入らないよ」という関係者からの意見から、じゃ観点を変えてやってみよう!と、ネコとコラボさせた結果がネコライオンになったらしい。
うーむ、抱き合わせだったとは^_^;;
まあ、ネコなら客入るのは間違いないし、今までのネコ写真展だとどちらかと言えば、人間世界に近いネコが主だったのが野生ライオンと比較する事で、野生世界に近い視点からネコを見る、になったような気がします。
ネコは人間界と野生界の中間地点あたりの生物、犬だともっと人間界に近い立ち位置だし、ライオンは完全に野生界の所属。
今までの岩合さんのネコ写真展だと、人間界側からみたネコ、だけど今回は野生界側からの視線でみたネコ、って感じかな?
で、トークショウ、なかなか興味深い話で、岩合さんのネコ写真の秘密、なんであんな自然体のネコが撮れるのか?の秘密の一端・・
ネコが面白い、可愛い行動をしてるからカメラを構えて写真を撮る、ではなくて、またそれと同じ行動を同じ場所とか近くでするだろうから先に張ってる!なんだそうだ。
構えて、ではなく構えといて、ってわけだな。
ネコは先に構えられてる分には、わりと気にしないんだそうな。
やはり、はあはあかわええ〜と邪気が出てしまうのはよろしくないんでしょうな。
それから人がライオンに襲われたりする事件があるが、そういうライオンは過去に人間と関わりを持ってしまったライオンのケースが多いそうだ。
例えば、餌付けされてたりとか、餌付けという意識が人にはなくても人が出すゴミを漁ってた、とか。
人を恐れないから人を襲う、本来のライオンは人を恐れるから自分から先に逃げる・・
って、日本のクマも同じだよなー。
写真家の星野道夫さんがシベリアでヒグマに襲われて亡くなったけど、そのヒグマも餌付けされた過去がありその後も人間が持ち込んだ食料を漁ったりとかして、人間との関係が変化していたらしいしねー。
岩合さん初監督の映画「ねことじいちゃん」の話、かなりしたそうでしたが、大人の事情がまだあまり話せないみたいでしたなー。
【PV】『ねことじいちゃん』
まだ、映画予告は公開してないみたいだが。
なーんかここ、男木島みたい!
港と海のとことか、神社とか。
来年の冬公開らしい、早く見たいもんです。