三連休の最終日、渋谷でこれ見てきました!
映画「縄文にハマる人々」予告篇
ミニシアター系で、今のところ静岡上映予定ないし、もし上映するとしても当分先だろうし、今、縄文がキテるのに待ってられんわーっ!!ってわけで、現段階で唯一上映している渋谷のアート系ミニシアター・イメージフォーラムさんへ。
渋谷ってミニシアター劇場が多いらしいですね。
そういえば、以前『アズールとアスマール』見た、今は亡きシネマアンジェリカさんも渋谷でありました。
で、前日夜にネットで席指定で予約したら半分くらいの入りでした。
が、当日はほぼ満員!補助席まで出てました!
予約しといてよかった〜っ!!
でもって、本篇。プロローグから始まり、最終章まで15の章にわかれた作りです。
それぞれに縄文にハマった、ハマってる人々が出てきますが、皆、濃くて熱い!
いわゆる専門家も出てきますが、そうでない独自の視点、独自の立場から縄文を語る人々の熱意!
しかし、熱心に自己の考えや推測を語っても、結論的には、
『まあ、わからないけどね』に行き着くところがなんかすごいなあ。
私はこう思うけれど、それは私には正解でもあなたには違うかも。
でも、あなたも私も正解であり、誤答かもしれない、それは結論はつけられない、だってそれが縄文だもん!
みたいな禅問答みたいであり、アバウト、ゆるゆるで誰にでも参加権がある!みたいなとこがいいよね、縄文!
まだまだこれからも新たな発見があり、今までの定説だと思われてた事がひっくり返るかも?というドキドキときめき感を抱く余地があるとこもいいし。
そして、昔昔の知らない人なんだけど、その人達と自分が確実につながっている感も良いですよね。
後半は結構哲学的になりましたが、今とは全く違う価値観、世界観、死生観を持っていたかもしれない縄文人。
何かと行き詰まり感の漂う昨今、彼らに叶わない私たちの理想や夢を妄想する、遠い過去の一見もういない失われた私たちに夢を託す、って妙ですがなんかわかるよーな。
土偶や土器、先日見てきた青森や山梨、國學院とか国立博物館、あるいは民博とか行った場所とか見た土偶もいたし、本とかの写真で見た土偶、まだ見た事ない土偶や土器もかなりアップで見応えありました。
私的には、静岡の川根出身の彼女がワンカットとEDにも出てた事がすごく嬉しかったです。
退化の弥生時代(笑)遺跡の登呂遺跡が有名な静岡ですが、もちろん弥生になってから急にそこに人々が村作ったわけじゃなくて、縄文や旧石器時代からその地で暮らしていた人々はいたはずだがね。
自分土産に、パンフと手ぬぐい、縄文特集の美術系雑誌を買いました。
パンフは、縄文遺跡や博物館案内もあって、とても参考になりました。
まだまだこれから訪ねていきたい場所が色々出てきました。
縄文って、現代人にとっては海みたいな存在かなあ?とも思いました。
母なる海、というよりは、サンダル履きで磯遊びするのも、ボンベ担いでダイビングするのも、潜水艦乗って行くのも結論的には海である。
また、サンゴ礁の海でも砂礫の海でも海藻の海でも海は海。
皆、それぞれに自分が好きな海の場所で自分が好きなように楽しめば良い、みたいな包容力というか懐の深さが縄文にはあるような気がします。
この映画も、縄文・・日本史で昔昔にやったような?からすでにハマって熱くなってる人々まで、幅広く楽しめて新しい発見あり、深いとこの気づきあり、と魅力あふれてる映画でしたねー。
さあ、次は上野の縄文展だ!