1010 Radio

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ロシアの声(7月31日放送)

2008-08-02 | ラジオ
●ロシアのプーチン首相は7月31日にモスクワで、リビア全人民委員会書記
 と会談を行う。
 会談では4月にリビアのトリポリで実施された首脳会談で達成された、合意
 の遂行が主なテーマとなる見通し。
 4月の首脳会談では10の政府間協定に調印がなされ、またロシア企業のた
 めの多額の契約を結ぶのと引換えに、45億ドルに上るリビアの債務をロシア
 が帳消しにすることで合意にが交わされていた。

●国連のパン・ギムン事務総長は7月25日に、国連安保理の会合で提出した
 報告書は、グルジアが国連安保理決議や停戦の(?)を違反し続けているにこ
 とに大きな注意が向けられている。
 一方グルジア外務省は パン・ギムン事務総長の報告書をグルジア政府に
 とって有利な形で解釈している。
 グルジアの出したコメントは報告書の一部を抜粋し、地域におけるロシアの
 行動に付いて書かれた部分を重点的に引用している。
 これに対しロシアは声明を表し、グルジア外務省はパン・ギムン事務総長の
 報告書を一方的に解釈していると指摘し、紛争当事者、双方に対し出来るだ
 け早く休戦協定を締結するよう呼びかけている。

●イスラエルとの和平交渉代表団を率いるエリカト氏は、パレスチナ・イスラエ
 ル間の和平合意をめぐる交渉は、イスラエルのオルメルト首相が辞任した後 
 も、継続されるだろうとの見方を示している。
 30日、オルメルト首相は9月に実施される、中道右派政党カディマの党首選に
 出馬しないと表明、新たな党首が選ばれた後で首相を辞任するとの意向を明
 らかにしている。
 尚、党首選の実施に付いては、オルメルト首相の汚職疑惑の捜査が開始され
 たのを受けて決定したものだ。

●ユーゴスラビア崩壊によって引き起こされた、悲劇的な事件に関連して旧ユー
 ゴ国際審判法廷はセルビアを非難している。
 これはボスニア・ヘルツェゴビナ紛争における戦犯である、ラドバン・カラ ジッチ
 被告の身柄が旧ユーゴ戦犯法廷に引き渡されたを受けて、ロシアのドミ
 トリー・ロゴージンNATO大使が、ロシアの声に対し述べたものだ。
 一方でドミトリー・ロゴージン大使は、しかしながら1999年のセルビア空爆の決
 定を下した政治家を含め、旧ユーゴ領内での流血事件に関連したすべての者を
 公正に裁くことが必要だとの見方を示した。
 さらにドミトリー・ロゴージン大使はカラジッチ被告の裁判は、国際法廷ではなく
 ボスニア裁判所が行うべきだとも述べている。

●ユーラシア経済共同体事務総長は、2010年に向けて関税同盟を形成することが
 ユーラシア経済共同体の優先事項の一つであると述べた。
 事務総長はさらにユーラシア経済共同体に加盟しているロシア、ベラルーシ、カザ
 フスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンはすでに創設されて いる自由
 貿易協定により、この5年間で総貿易高が最大1020億ドルまで達し(?) に増大し
 たと述べた。

●2009年2月1日からウラジオストクの沖合いで、人工島の建設が着工する予定。
 この島にはオペラ劇場や、バレー劇場が建設される計画となっている。
 劇場には2000人の収容力を持つ2つのホールのほか、必要なあらゆる設備が施
 されることになっている。
 また劇場の側には美しい公園と、数百台の車を収容できる駐車場が建設される
 予定になっている。

(?)は音の歪んで聴き取れず