7月31日、ハーグ国際司法裁判所は、旧ボスニア・ヘルツェゴビナで
セルビア系の最大政党セルビア人民主党を率いていたカラヂッチ氏
を、1992年から1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦争の戦犯として
法廷に引き出した。
これで恐らく数年にわたって続くカラヂッチ氏のハーグの幕が明けら
れた。
ロシア議会下院国家会議政治調査研究所マルコフ所長は、ハーグの
裁判所がアメリカの政治的連合国、そしてNATOの加盟国の代表によ
って、その大半を占められている現状を指摘している。
マルコフ所長は、この裁判所は国際裁判所というよりは、ほぼアメリカ
の裁判所だとの考えを示し、アメリカ人はそもそもセルビアに対し、こ
の凶悪的な戦争を開始した張本人であり、次に今度はセルビア人を裁
こうとしているのだとして、次の様に述べている。
「この裁判所の特徴は政治的に招聘された裁判官にある。
自国の国家体制から独立した存在であるべき裁判官が、逆に国家の
一部となってしまっていると私は思っている。
誰がカラヂッチ氏を裁くのでしょうか。
オランダ、ベルギー、南アフリカの代表だ。
オランダとベルギーの代表はNATO加盟国となっている。
ですからカラヂッチ氏を裁くのは、この場合ユーゴスラビアを空爆したNA
TOの代表らということになるのだ。
セルビアが攻撃を行ったNATO加盟国の裁判官らは、セルビア人を裁く
と言う裁判からは全員を外すべきだと私は思っている。
1999年のユーゴスラビア空爆は、国連の決議がないままに開始された
のだから」
マルコフ所長はこの様に述べている。
ハーグ法廷は今までに何度も、偏見に満ちたアプローチを行ってきた。
ボスニアのイスラム系イスラム人や、コソボのアルバニア系住民も戦争
犯罪に加担しているにも関わらず、この法廷では全く罪をかけられなか
った。
今年の春、分離主義派のコソボ解放軍野戦兵が警備隊に捕まった際も、
ハーグは開放先に(ここの箇所はアナウンサーが何を言っているのか全く
の不明)だ。
マルコフ所長はこの様に述べている。
また所長はさらに次の様に続けている。この事件を目撃した人々は、こ
の人物の罪を問うことを拒否し、裁判所の目の届かない所へ雲隠れした。
何故彼らが消えたのか、つまりは脅迫されたからだ。
原因(理由と言ったほうがいいと思う)は簡単だ。
今のコソボの指導部はハーグ内のから始まっているからだ。
(?)の元首相はその筆頭である。
私はコソボの現首相は戦争犯罪者であり、裁かれなければならないと確
信している。
マルコフ所長は、この様に述べている。
専門家の意見ではハーグ法廷がミロシェビッチ氏に見せた態度から、裁判
所はこの戦争に付いて執着した態度をとっていることは明らかだ。
マルコフ所長はミロシェビッチ氏は適切な治療も行われず、死に至らせたの
も同然だとの考えを示した。
ミロシェビッチ氏は首尾よく自己弁護し、戦犯としては無罪であることを証明
した。
カラヂッチ氏もこれからの法廷で、同じような自己弁護を行うことだろう。
8月29日カラヂッチ氏は罪状を否定するため、答弁を行う予定だ。
カラヂッチ氏はすでに自分の逮捕と身柄の引渡しに対し、多くの違法行為が
行われていたことを明らかにしている。
※ (?)は不明瞭な発音と歪んだ音質で聴き取れず
8月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
セルビア系の最大政党セルビア人民主党を率いていたカラヂッチ氏
を、1992年から1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦争の戦犯として
法廷に引き出した。
これで恐らく数年にわたって続くカラヂッチ氏のハーグの幕が明けら
れた。
ロシア議会下院国家会議政治調査研究所マルコフ所長は、ハーグの
裁判所がアメリカの政治的連合国、そしてNATOの加盟国の代表によ
って、その大半を占められている現状を指摘している。
マルコフ所長は、この裁判所は国際裁判所というよりは、ほぼアメリカ
の裁判所だとの考えを示し、アメリカ人はそもそもセルビアに対し、こ
の凶悪的な戦争を開始した張本人であり、次に今度はセルビア人を裁
こうとしているのだとして、次の様に述べている。
「この裁判所の特徴は政治的に招聘された裁判官にある。
自国の国家体制から独立した存在であるべき裁判官が、逆に国家の
一部となってしまっていると私は思っている。
誰がカラヂッチ氏を裁くのでしょうか。
オランダ、ベルギー、南アフリカの代表だ。
オランダとベルギーの代表はNATO加盟国となっている。
ですからカラヂッチ氏を裁くのは、この場合ユーゴスラビアを空爆したNA
TOの代表らということになるのだ。
セルビアが攻撃を行ったNATO加盟国の裁判官らは、セルビア人を裁く
と言う裁判からは全員を外すべきだと私は思っている。
1999年のユーゴスラビア空爆は、国連の決議がないままに開始された
のだから」
マルコフ所長はこの様に述べている。
ハーグ法廷は今までに何度も、偏見に満ちたアプローチを行ってきた。
ボスニアのイスラム系イスラム人や、コソボのアルバニア系住民も戦争
犯罪に加担しているにも関わらず、この法廷では全く罪をかけられなか
った。
今年の春、分離主義派のコソボ解放軍野戦兵が警備隊に捕まった際も、
ハーグは開放先に(ここの箇所はアナウンサーが何を言っているのか全く
の不明)だ。
マルコフ所長はこの様に述べている。
また所長はさらに次の様に続けている。この事件を目撃した人々は、こ
の人物の罪を問うことを拒否し、裁判所の目の届かない所へ雲隠れした。
何故彼らが消えたのか、つまりは脅迫されたからだ。
原因(理由と言ったほうがいいと思う)は簡単だ。
今のコソボの指導部はハーグ内のから始まっているからだ。
(?)の元首相はその筆頭である。
私はコソボの現首相は戦争犯罪者であり、裁かれなければならないと確
信している。
マルコフ所長は、この様に述べている。
専門家の意見ではハーグ法廷がミロシェビッチ氏に見せた態度から、裁判
所はこの戦争に付いて執着した態度をとっていることは明らかだ。
マルコフ所長はミロシェビッチ氏は適切な治療も行われず、死に至らせたの
も同然だとの考えを示した。
ミロシェビッチ氏は首尾よく自己弁護し、戦犯としては無罪であることを証明
した。
カラヂッチ氏もこれからの法廷で、同じような自己弁護を行うことだろう。
8月29日カラヂッチ氏は罪状を否定するため、答弁を行う予定だ。
カラヂッチ氏はすでに自分の逮捕と身柄の引渡しに対し、多くの違法行為が
行われていたことを明らかにしている。
※ (?)は不明瞭な発音と歪んだ音質で聴き取れず
8月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル