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南オセチアで軍事作戦を開始したロシア軍

2008-08-11 | ラジオ
ロシア軍は南オセチア共和国に展開する、ロシアの平和維持部隊(?)で、
グルジアを平和に向かわせるための軍事作戦を開始した。

これに関連してロシアの声の評論委員は、次の様にコメントしている。
グルジア軍部隊は先週木曜日の深夜、グルジアからの分離独立を主張
す南オセチア共和国の州都ツヒンバリに進行し、一斉射撃装置グラドな
どを使い、ツヒンバリに対する大規模な攻撃を開始した。
ツヒンバリの大部分は破壊され、さらに南オセチアの多くのほかの居住
地も大きな被害を受けた。
南オセチア当局は一般市民の中からも、多数の犠牲者が出たことを明ら
かにしている。
またグルジア・南オセチア紛争地域に展開する、ロシアの平和維持部隊
に対してもグルジア側は攻撃を行っており、平和維持部隊のなかからも
死者が出ている。

まさにこのためにロシア指導部は平和維持部隊を支援するため、北カフ
カス軍管区の第58軍部隊の部隊を派遣する決定を下した。
これらの部隊に対しては、あらゆる攻撃を阻止するという任務が与えられ
ている。
現在までに第58軍部隊はすでにツヒンバリ周辺に展開する、ロシア平和
維持部隊の(?)に到着した。

こうしたなかロシアのメドヴェージェフ大統領は国防相と、マカロフ・
ロシア連邦軍参謀総長らと会談し、現状に付いて次の様に指摘した。
「ロシアの平和維持部隊と彼らを支援するために派遣された部隊は現在、
グルジアを和平に向かわせるための作戦を実施している。
また彼らは市民を守るための責任を持っている。
これが現在、我々が取り組んでいることだ」
メドヴェージェフ大統領は、この様に述べている。

その他ロシアの平和維持部隊は、ツヒンバリの市民をより安全な場所へと
避難させるという任務も担っている。
これによりロシア国籍の市民は大部分を占める、南オセチア市民に人道支
援を行うというメドヴェージェフ大統領の指令が遂行されている。
一方、ロシア非常事態省は、南オセチアの難民のための人道支援物資を積
んだ、2つの自動車(?)隊を出発させた。
またロシア連邦を構成する北オセチア共和国では、家の無いグルジアの進
行による被害者や難民に医療支援を行うための移動病院が運ばれた。

ロシアは他の文明国と同じように、困難な状況に陥った自国の市民を運命に
任せるようなことはしなかったのだ。

(?)は聴き取れず

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佐瀬 昌盛
文藝春秋


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8月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル