1010 Radio

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再開されたロシア産ガスのヨーロッパ向けの供給

2009-01-22 | ラジオ
1月6日から7日にかけての深夜以降、ウクライナが中断していたロシア産
ガスのヨーロッパへの中継輸送が再開されることになった。
これはロシアのプーチン首相と、ウクライナのティモシェンコ首相が会談し、
ガス価格に関し合意に至ったことにより可能となったものだ。
これを受けてロシアのガスプロム社は、あらゆる方面に向けたガスの供給、
つまりヨーロッパの消費国への、完全なガス放出を開始するよう指示を受
けている。

ガスプロム社社長はその直後に、全てのガス分配ステーションに輸送開始
の指令を出している。
「ウクライナ指導部との会談では非常に重要な成果が得られた。
ウクライナを経由するロシア産ガスの輸送と、ウクライナへのロシア産ガス
の供給に関する、あらゆる問題が解決された。
モスクワ時間の1月20日午前10時から、ガスの輸送をウクライナと同時に課
始することが出来る様、ウクライナのナフトガス社の管理当局との協力を要
請したい」
ガスプロム社社長は、この様に述べている。

2週間以上に亘って多くのヨーロッパ諸国を、緊張状態に陥れたガス危機は、
これでようやく解決したと言えるだろう。
ロシアの燃料エネルギーのヨーロッパ輸送に対する、最後の障壁が取り除か
れたする根拠となっているのは、今後10年間のウクライナへのロシア産のガ
ス供給、及びヨーロッパ向けのガス中継輸送に関する合意文書が締結された
ことだ。

さらにロシアとウクライナは、これまで問題を複雑化させていた客観的な要素
を取り除くことに成功した。
プーチン首相はこれに付いて、次のようにコメントしている。
「ロシアとウクライナは2009年1月1日から、ガス価格の設定においてヨーロッ
パ水準になった。これによって両国のガス(?)関係を、長期的に正常化させるこ
とが可能となるだろう。
この他ガス価格の安定システムのなかで、幾つモの仲介組織が完全に排除
されることになる。
今後はガス供給に関する、あらゆるシステムが完全に透明で、予測可能なも
のとなる筈だ」
プーチン首相は、この様に述べている。

一方ウクライナのティモシェンコ首相は、こうしたアプローチはロシアとウクライ
ナの両国の間に、長期的で安定した関係を築くことを可能にするものだと指摘
し、さらに次の様に述べている。
「私達は極めて客観的な基礎に基づき、今後数年間にわたるガス料金とガス
中継料金の設定を行った。
これは主観的な要素を一切排除するものであり、また今後は年末に行政が悪
化するような事態にはならないとする根拠を与えるものだ」
ウクライナのティモシェンコ首相は、この様に述べた。

両国がこうした解決策を見出したことは、ロシア・ウクライナ双方にとって、また
ヨーロッパ諸国に安定したエネルギー供給を再開するに当たっても有益なもの
だと言えるだろう。

(?)は聴き取れず

1月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル