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中国企業によるボルボ買収(1)

2010-04-01 | ラジオ
スウェーデンの高級自動車ボルボが、中国の自動車メーカー・吉利に買収されることになった。
ボルボを傘下においていたアメリカの自動車会社フォード・モーターとの間で契約に調印された。
1週間前には中国はボルボの買収という、野心的な計画には資金が不足していると囁かれていた。

しかしこれはむしろ中国の習近平国家副国家主席の、ストックホルム訪問を非難する試みだったと言えるだろう。
契約の調印は習近平国家副国家主席の滞在中に行われ、18億ドルで買収された。
今後スウェーデンのボルボは従来どおりのヨーロッパ各地のみならず、全世界で生産されることになる。
さらに中国は中国国内で高級車の筆頭としてボルボを生産しようとしている。

今回の取引は中国自動車メーカー発展の、新たな1ページを広げることになった。
今から11年前アメリカのフォード社は、今回の買収額を上回る6億4000万ドルで取引しボルボを傘下にした。
しかし経済危機の影響でボルボは赤字になった。
一方スウェーデンのマスコミは極最近まで、今回の契約に関して不安を表明してきた。
スウェーデン側の不安感は中国企業の信頼性、スカンジナビア(???)の独自性の消失や、中国で横行しているコピー商品に関する恐れを呼び起こした。

しかし調印後、中国の吉利・社長はボルボは伝統的なデザイン、安全性、技術的(???)を保つと発言した。
ボルボの買収は何よりも、現在中国経済が発展を迎えていることと関連しているとして、ロシア科学アカデミー極東研究所副所長は次のように語っている。
「中国は他の国より早く経済危機を脱し、今日では様々な分野および様々な国で企業を獲得しようと努力している。
中国が主に関心を持っているのは、まだ所有していない技術的イノベーション分野だ」
副所長はこの様に述べている。

(???)は女性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き取れない。
中国企業によるボルボ買収(2)へ続く

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3月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル