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アイスランドでの火山噴火影響によせて

2010-04-22 | ラジオ
アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河にある火山の噴火は、ほぼ治まったと見られていたが活動を再開した模様だ。
火山灰は3000から4500メートルの高さで散布しているが、EU諸国の交通省はヨーロッパのフライトを再開する決定を下した。
全ての国がこの決定に賛成した訳ではない。

フィンランドとイギリスはフライトの欠航を継続している。
一方スイスとロシアは空の便を再開した。アエロフロートロシア航空はミラノ、ベネチア、ニース、エジプト、トルコへのフライトを再開した。
ロシア気象環境監視局長官は、火山灰がロシアに与えた被害は、他の西洋諸国より少ない訳ではないとして次のように話している。
「火山灰はかなりの高度に散布しているが、それでも5キロメートル未満だ。
一番重要なのは濃度で、ロシア上空における火山灰は西ヨーロッパ上空より、著しく低いものとなっている」

あながえない自然現象のため、フライト以外にも重要な政治的出来事にも影響が出ている。
特にロシアとNATOによるロシア連邦軍事ドクトリーに関する会議が、初めてビデオ会議の形で行われた。
ロシア連邦安全保障委員会の副書記が、ブリュッセルへ飛ぶことが出来なかったため、会議はビデオを用いた形で変更を余儀なくされた。

アイスランドの火山噴火はまた、ヨーロッパ連合諸国に、大きな経済的打撃を与えた。
ヨーロッパの航空輸送停止による損失は、一晩で2億5千万ドルに上った。
4月14日に噴火した火山は、次の活動開始まで休息期に入ったように見受けられるが、再び大きな被害を引き起こす可能性がある。
アイスランド大学の火山学者オスカルソン氏は、今回の噴火は付近にあるカトラ山という、より大規模な火山の噴火を引き起こすかも知れないと話している。
同様の事態は17世紀と19世紀にも発生しており、その当時隣接している火山が噴火した後にアトラ山の噴火が始まり、その規模は100倍に上ったと言うことだ。

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4月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル