勝利のために全力を尽くしたのは彼が命じたからではない、祖国を守るためだったと訴えている。
一方、別の意見もある。
戦時におけるソ連の最高司令官が、スターリンだったという事実に変わりは無い。
対外諜報活動の歴史を研究しているグラドコフ氏は、私はスターリンニストでは無いと断った上で、ドイツに対する勝利で、彼の名が挙がらないのは本当におかしいとコメントしている。
「1945年の勝利の日、モスクワ上空にはスターリンの大きな肖像が投影された飛行船が上がっていた。今そんなことをしたらとんでもないが、何らかの形で彼の居場所を作ることになるだろう。
全線に居た元兵士たちにとっては非常に重要なことだ。彼らにとっては祖国を救ったあの時期が、人生で最も素晴らしい瞬間だっただろう。
彼らを傷つけることはない。最も全線兵士達のなかにもスターリンの名の下に、弾圧された者たちが居る」
グラドコフ氏は、この様に発言している。
ただスターリンの死後に生まれた世代には、そのような輝かしい日々の記憶も無い。
演出家のセレイブニコフ氏は、戦勝記念日にスターリンの肖像は見たくないと語っている。
同氏は第二次大戦の悲劇を訴える、国際的な演劇プロジェクトに参加している。
「彼は勝利の元帥などではない。
殺人犯であり迫害者なのだ。勝利を成し遂げたのは私の叔父のように自分の命を投げ打った人々だ。ぺテルアカデミーで在学中に徴兵を受け、スターリングラードで(???)戦に投入された叔父だ。
同じような若者が初日から何人も殺された。死んだ者、生き残った者、共に勝利に貢献した。スターリンが貢献した訳ではないと思う」
セレイブニコフ氏は、この様に発言している。
スターリン自身は、かつてこう語ったと言う。
「私の墓にはゴミの山が築かれるだろうが、歴史の風が吹き散らしてくれる」
これはただの逸話なのかも知れない。しかしその歴史の風が子孫達に何を残したのかを判断する時だと言えるだろう。
※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
4月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
一方、別の意見もある。
戦時におけるソ連の最高司令官が、スターリンだったという事実に変わりは無い。
対外諜報活動の歴史を研究しているグラドコフ氏は、私はスターリンニストでは無いと断った上で、ドイツに対する勝利で、彼の名が挙がらないのは本当におかしいとコメントしている。
「1945年の勝利の日、モスクワ上空にはスターリンの大きな肖像が投影された飛行船が上がっていた。今そんなことをしたらとんでもないが、何らかの形で彼の居場所を作ることになるだろう。
全線に居た元兵士たちにとっては非常に重要なことだ。彼らにとっては祖国を救ったあの時期が、人生で最も素晴らしい瞬間だっただろう。
彼らを傷つけることはない。最も全線兵士達のなかにもスターリンの名の下に、弾圧された者たちが居る」
グラドコフ氏は、この様に発言している。
ただスターリンの死後に生まれた世代には、そのような輝かしい日々の記憶も無い。
演出家のセレイブニコフ氏は、戦勝記念日にスターリンの肖像は見たくないと語っている。
同氏は第二次大戦の悲劇を訴える、国際的な演劇プロジェクトに参加している。
「彼は勝利の元帥などではない。
殺人犯であり迫害者なのだ。勝利を成し遂げたのは私の叔父のように自分の命を投げ打った人々だ。ぺテルアカデミーで在学中に徴兵を受け、スターリングラードで(???)戦に投入された叔父だ。
同じような若者が初日から何人も殺された。死んだ者、生き残った者、共に勝利に貢献した。スターリンが貢献した訳ではないと思う」
セレイブニコフ氏は、この様に発言している。
スターリン自身は、かつてこう語ったと言う。
「私の墓にはゴミの山が築かれるだろうが、歴史の風が吹き散らしてくれる」
これはただの逸話なのかも知れない。しかしその歴史の風が子孫達に何を残したのかを判断する時だと言えるだろう。
※(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない
スターリン秘録斎藤 勉,産経新聞,産経新聞社= 産経新聞ニュースサービスこのアイテムの詳細を見る |
4月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル