1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

分裂の危機があるキルギス

2010-04-14 | ラジオ
首都ビシケクを離れたキルギスのバキエフ大統領と、暫定政権との間の対立が深まり先鋭化しつつある。
12日、バキエフ大統領はジャラルアバドで集会を開き、支持者を集めてかなり強硬な声明を発表した。

特にバキエフ大統領は自分を逮捕しようと如何なる試みも、それは流血の惨事を齎すと警告している。
ビシケクで今月7~8日に起きた抗議行動の際、81人が亡くなり1500人以上が負傷した。
キルギスの暫定政権は悲劇的な出来事の、全ての責任はバキエフ大統領にあるとし、無条件で自主的な大統領ポストからの退任を求めている。
また暫定政府の官房長官は大統領の辞任に付いて、見当違いのものと呼んだが、これは官房長官よれば理由として、バキエフ大統領はこれまでに国家元首としての責任を遂行してきたと、思われてしまうからだと述べている。

暫定政府は同時に駐ロシア・アメリカ、ドイツを含め一連の大使を解任した。
バキエフ氏自身は大統領の(?)を引き渡す意向は無い。
バキエフ氏はこれに付いて(電波が弱く受信できず)ジャーナリストを前に行った演説のなかで表明している。
バキエフ氏は4月7日の出来事を多くの人々が犠牲となった、軍事クーデターであると捕らえている。
(電波が弱く受信できず)平穏な日々が比較的続いたが、この出来事は(電波が弱く受信できず)。

ロシア・独立国家共同体研究所・副所長も同じような考えを持っている。
「つまりバキエフ氏はキルギス南部で、抵抗活動を組織しようとしているのだ。
そうなれば国は分裂してしまうだろう。一方交渉プロセス、平和的な合意のための可能性というのは、今のところ完全に組みつくされた訳ではない。
ここでは多くのことが暫定政府の活動力、一定の場所に向けた用意があるかどうかに掛かっている。
当然バキエフ氏自身にも掛かっている。
バキエフ氏は抵抗を続ければ事実上、国を分裂に導いてしまうと言うことをよく理解すべきだ。
もし合意に失敗したならば、バキエフ氏は南部に中央政権との対立の中で、彼を支持しうる人々、また若干の機構を持つことになる」
副所長はこのように指摘している。

バキエフ氏自身ジャラルアバドにまた(?)など、キルギス南部地域全体に、かなりの数の支持者がいることを認めている。
バキエフ氏はまた暫定政権との交渉の用意があることも示している。
そして4月6、7日の事件を調査する、独立した国際委員会の創設を支持している。
その一方で暫定政権のアタンバエフ第一副首相は、バキエフ氏を拘束する特別作戦の準備がなされていることを認め、バキエフ氏は生きた盾を用いて、自ら姿を隠しているが、政権当局は人的犠牲を出さずに済ますよう望んでいる、そう強調した。

しかしその一方で他の情報も入っている。
国内状況を調査するためにOSCEの仲介で、キルギスからバキエフ氏を出国させる可能性があるということだ。

(?)は聴き取れない

4月12日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル