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政治システム改革を目指すキルギス

2010-04-21 | ラジオ
キルギスの暫定政府は国の政治システムを変更する考えだ。
現在キルギス憲法の見直し作業が続けられている。
4月19日、新憲法案が全国民(???)に持ち出され、キルギス憲法は大統領や議会の活動に関する(???)、また行政権力機関および司法システに関する部分の見直しが(?)れる見込みだ。

暫定政府、臨時政府の首班を務めるオトゥンバエワ元外相は、キルギスが議会共和制の国となる可能性を否定していない。
つまり大統領権限がかなり制限され、施行権力のかなりの部分が議会のコントロール下に置かれるということだ。
とは言えキルギス暫定政権は6ヶ月後に、議会および大統領選挙を実施する意向だ。
これに付いてはキルギスの首都ビシケクから戻って直ぐ、国連事務総長特使が明らかにした。
もしキルギスの現状に注意を向けるならば、こうした問題提起のやり方が意に叶っていることがわかるだろう。

バキエフ体制崩壊の原因となったのは、バキエフ政権が国の社会的また経済的発展を保障する能力が無かったことによるものばかりではなかった。
バキエフ政権下での汚職や一族中心主義また縁故主義に対する、一般国民の強い反発が打倒の大きな原動力となった。
こうした類の政治運営に終止符を打ち、法律による支配を保障することが求められている。
しかしそれはどの程度可能だろうか。
ロシア戦略評価分析研究所所長は次のように述べている。
「素晴らしい憲法の起草は可能だ。しかしそれをその国の伝統や習慣、出来上がっている人間関係の形態を通じて、現実のものにすることは大変複雑かつ困難だ。
バキエフ氏も民主主義のスローガンを掲げて政権の座に就いた。
しかし民主主義というものが、自分の身内を前任者の身内の代わりに、政権の美味しいポストに就ける為の方便として理解されているのであれば、そうした政権が何かをするというのは難しいだろう。
ですから新憲法によって国の状況を変えることが出来るか否かだが、それは判らないが、やはり憲法を見直し大統領の個人的な権限を制限しようという試みは、何らかの前進があると考えている」
ロシア戦略評価分析研究所所長は、この様に述べている。

政治的な改革というのは言うまでもなく、キルギス新政府の活動において極めて重要な要素だ。
しかし現在のキルギスは経済および社会領域において、差し迫って解決が迫られている非常に多くの問題を抱えている。
新政権に対してどう(???)を対応するのかは、多くの点で彼らが人々の生活をより良く出来るか否かに掛かっていると言っていいだろう。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない
(?)は音が歪んで聴き取れず

4月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
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