中国は最高レベルで、中国元の国際的な立場を強化しようとロビー活動を行っている。習近平国家主席は中央アジア諸国に対し国民通貨による決済を提案しており、李克強国務院総理は世界の実業界のエリートたちに対し、元の自由な転換は政府の財政改革の目的だと語っている。
中国政府のこの傾向をバーゼルの国際決済銀行も後押ししており、外国為替市場の調査で、人民元が初めて取引高の上位10位に入れられた。
この習国家主席のイニシアチブに最初に反応したのはカザフスタンだ。カザフスタンの通貨テンゲと元の取引に移行しつつある。これに続いて習国家主席はタジキスタン、ウズベキスタン、キルギスに対しても、合同プロジェクトを検討する際、ドル、ユーロを排した決定(?)を提案している。
ところがそれでもソフタ(?)な通貨との友情は、国際市場における元強化のトレンドの中心ではない。元の自由転換こそが、世界の主導的通貨と取り引きを行う実業界から中国が待ち望んでいることなのだ。
現在、元との取引高は一日あたり1億2000ドル。この指標が達成されたことで、初めて元は国際取引高のトップ10入りを果たした。
国際決済銀行の報告では、元は3年間で以前の17位から9位分の昇進を行っており、今や目の前にはだかるのは米国ドル、ユーロ、円、イギリスポンド、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、ニュージーランドドルとなっている。
欧州研究所の専門家、オリガ・ブトリナ氏は、この立場から元をアジア圏における統一通貨にすることは容易いだろうとの見方を示し、次のように語っている。
「元は次第に国際通貨の機能を持ち始めている。特に元はASEANプラス中国、日本、韓国の枠内での二国間取引に用いられている。このメカニズムの中では切り下げの脅威がある際や、アジアの通貨に対する積極的な投機オペレーションが行われた場合、弱い通貨を支持するため、交換レートが調整され通貨介入が行われる。しかしながら、このメカニズムに元が参加しても、価値としては日本円に続くものとみなされてしまう。なぜならば円の参加するスワップラインの数は、元が参加する同様のラインの数を3倍も上回るからだ」
専門家の発言だ。
現在、中国は通貨のスワップ取引合意を世界30国以上、そして香港、台湾とも結んでいる。しかも台湾は香港に次いで元のトランザクションを行うようになった。
モスクワ証券取引所においても元、ルーブルのコンビは記録を更新しており、取引量も元、ルーブル取引に参加する銀行の数も増えている。
ドイツのメルケル首相はサンクトペテルブルグのG20サミットを総括した声明で、フランクフルトアムマインを元による取引の国際センターとする構えであることを明らかにした。
今日、元取引の主なフィールドは韓国(?)の取引所になっているが、中国政権は拡大に関心を示しており、世界中の都市に取引所の候補者を探すロビー活動を展開している。ロンドンも今年の初め、国際準備通貨としての元との取引の構えを表している。
※「ドル、ユーロを排した決定を提案」排した決定でいいのでしょうか???
※「ところがそれでもソフタ(?)な通貨との友情は」ベテラン女性アナウンサーが言うところのソフタな通貨とは、どんな通貨なのでしょうか
※「元取引の主なフィールドは韓国の取引所になっているが」え!?韓国ですか???
9月11+日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
中国政府のこの傾向をバーゼルの国際決済銀行も後押ししており、外国為替市場の調査で、人民元が初めて取引高の上位10位に入れられた。
この習国家主席のイニシアチブに最初に反応したのはカザフスタンだ。カザフスタンの通貨テンゲと元の取引に移行しつつある。これに続いて習国家主席はタジキスタン、ウズベキスタン、キルギスに対しても、合同プロジェクトを検討する際、ドル、ユーロを排した決定(?)を提案している。
ところがそれでもソフタ(?)な通貨との友情は、国際市場における元強化のトレンドの中心ではない。元の自由転換こそが、世界の主導的通貨と取り引きを行う実業界から中国が待ち望んでいることなのだ。
現在、元との取引高は一日あたり1億2000ドル。この指標が達成されたことで、初めて元は国際取引高のトップ10入りを果たした。
国際決済銀行の報告では、元は3年間で以前の17位から9位分の昇進を行っており、今や目の前にはだかるのは米国ドル、ユーロ、円、イギリスポンド、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、ニュージーランドドルとなっている。
欧州研究所の専門家、オリガ・ブトリナ氏は、この立場から元をアジア圏における統一通貨にすることは容易いだろうとの見方を示し、次のように語っている。
「元は次第に国際通貨の機能を持ち始めている。特に元はASEANプラス中国、日本、韓国の枠内での二国間取引に用いられている。このメカニズムの中では切り下げの脅威がある際や、アジアの通貨に対する積極的な投機オペレーションが行われた場合、弱い通貨を支持するため、交換レートが調整され通貨介入が行われる。しかしながら、このメカニズムに元が参加しても、価値としては日本円に続くものとみなされてしまう。なぜならば円の参加するスワップラインの数は、元が参加する同様のラインの数を3倍も上回るからだ」
専門家の発言だ。
現在、中国は通貨のスワップ取引合意を世界30国以上、そして香港、台湾とも結んでいる。しかも台湾は香港に次いで元のトランザクションを行うようになった。
モスクワ証券取引所においても元、ルーブルのコンビは記録を更新しており、取引量も元、ルーブル取引に参加する銀行の数も増えている。
ドイツのメルケル首相はサンクトペテルブルグのG20サミットを総括した声明で、フランクフルトアムマインを元による取引の国際センターとする構えであることを明らかにした。
今日、元取引の主なフィールドは韓国(?)の取引所になっているが、中国政権は拡大に関心を示しており、世界中の都市に取引所の候補者を探すロビー活動を展開している。ロンドンも今年の初め、国際準備通貨としての元との取引の構えを表している。
※「ドル、ユーロを排した決定を提案」排した決定でいいのでしょうか???
※「ところがそれでもソフタ(?)な通貨との友情は」ベテラン女性アナウンサーが言うところのソフタな通貨とは、どんな通貨なのでしょうか
※「元取引の主なフィールドは韓国の取引所になっているが」え!?韓国ですか???
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