女子バレー・vsオランダ

女子バレーのワールドグランプリ決勝ラウンド。
今日の相手は優勝候補とまで言われているらしい、オランダでした。

そんなオランダ相手に1セット目の中盤までは苦戦する日本。
そこから坂下選手の怒涛の連続ポイントで逆転して、
そこから爆発したチームの勢いは終盤まで衰えず、
なんと3-0のストレートでオランダを破ってしまった。

すごかったですね。
ここまで日本が世界のトップレベル相手に力を発揮する試合って
ほとんど見たことがなかったです。
坂下選手は相当きれていたし、
リベロの佐野選手のレシーブも相当読みがあたっているし、球が見えているし、
木村選手もここぞというところで連続ポイントを決めていたり、
今日はそれほどスパイクの決定率が良くなかったような栗原選手は
ブロックを二本みせてくれた。

サーブで崩し、相手のスパイクをブロックで止めたり勢いを弱めたり、
レシーブできちんとセッターに返球し、セッターはいつもよりもトスを分散させ、
アタックはブロックアウトも含めてきちんと打ち切っていた。
こういうバレーを見せられると、ここまでの高いレベルのプレーを
いつも発揮できるような安定性が欲しいと思ってしまいます。
そうすれば、世界大会でメダルを獲得することも、
背伸びをした目標ではないですね。

今日の試合は、今後の日本女子のチームを見ていくうえで一つの基準となるし、
今日発揮したパフォーマンスは机上の理想ではなくて、現実に成し遂げた
事実としての「ここまではやれるし、目標にできる」
という指針になるんじゃないのか。

まぁ、確率論で言えば、ドイツ戦とロシア戦の二試合でうまくいかなかったのを
取り戻すような、つまり平均値への揺れ戻しとしても捉えることができますね。
それでも、今日のこの感触を忘れないで欲しいです。
そして自信にして欲しい。

そんな試合に、荒木選手は序盤に替えられてしまい残念だったと思います。
センターは井上選手と庄司選手を使ったことで結果的に良かったわけですが、
荒木選手も今日のバイオリズムなんかに問題があったかもしれず、
いつも悪いわけじゃないですね。
ただ、データが集まってしまって身動きが取れないっていう
こともあるかもしれませんが。
それと、狩野選手にも今日のような試合で活躍して自信を手に入れて
欲しかったですね。まぁそこは、坂下選手や栗原選手がでているわけで、
コートに7人も8人も立たせるわけにはいかないので、高望みですけどね。

バンチリードブロックもここぞというところで見られたし、
この戦法がどんどん浸透して、日本女子バレーの個性になったらいいです。

いやぁ、勝利おめでとう！女子バレー全日本の選手たち、スタッフたち！

明日は調子のよくない中国を相手にするようです。
また、金星をあげられるかもしれません。
がんばれ～。

13年振リノ再会

買物をして、商品をレジ袋に詰めていたら、
ぱーんと勢いよく肩を叩かれて、そっちを見てみたら、
見知らぬ女性がニコニコしてこっちを見ている。
1秒、2秒、3秒かかって誰かがわかった。
高校のときに一緒の部活だったHちゃんだった。

いや～、人のことは言えないけれど、ふけたな～。
まぁ32歳ってこんな感じなのかもしれない。
子どもを二人連れていて、
「電話ちょうだい、遊びにおいでよ」と言ってもらった。
彼女と接触するのは、去年に電話で話した以来で、
顔を見るのなんて、高校を卒業してから初めてだった。
同窓会に出る気はないし、これまでも出たことはないのだけれど、
このぶんだと、同級生にあっても誰が誰かわからないだろうなー。
『20世紀少年』みたいに、小学校の友だちとの同窓会だったら、
まるで他人たちの中に一人いるっていうような気持ちになりそう。

彼女とは、駐車場で手を振りながら別れた。
思ってもみない再会って、何をしゃべっていいんだか
わからくなります。