Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

女子バレー・vsドイツ二戦目

2009-08-19 21:39:17 | スポーツ
女子バレーのワールドグランプリ、決勝ラウンドのドイツ戦。
ドイツとはこのあいだ戦って、
3-2で勝っての二戦目ということになりますね。
しかし、今回は3-1で負けてしまいました。
そうやすやすと2連勝はさせてもらえませんね。

日本は随所に佐野選手などのいいレシーブがみられました。
しかし、サーブで崩されたり、なんとなく負けてしまったという感じ。
クイックが読まれていたり、ブロックで阻まれる場面も目に付きました。
こういう試合を見ると、何が悪かったのかよくわかりません。
もっとアタックをする選手に対するトスを拡散すればよかったのかな。
でも、それって、結果論です。栗原選手がエースなんだから、
トスが集中するのは当たり前。それも、難しいと言われるトスが
あげられたりする。ぎりぎり精一杯のところで戦っているんだろうなぁ。
個々の力がすごいなと今回の試合を見て感じましたが、
コンビネーションにも驚きましたね。
1セット目だったか2セット目だったか、
どうしてそんな一瞬に、見えていない場所の井上選手に速攻のトスが
あがるんだ、というね。走り抜ける音が聞こえていたのか、声をかけたのか、
それとも、コートの中を俯瞰的に眺める思考ができているのか。
竹下選手はすごい。

話はそれますが、日本の好攻にドイツのジョバンニ監督が
マズイというようなしかめ面で口をあけていた時に、
三宅アナが「開いた口がふさがらないのか!」とやったのには
笑えましたね。そこ、つっこむか。まぁイタリア人にはそれくらい
言ってやらないとね。

それと、日本の三枚ブロックは
「バンチリードブロックシステム」という名前なんですね。
どんな特徴があるのか、詳しく知りたいなぁ、なんて。
男子では一般的みたいです。
体力的につらいシステムなのかな。
でも、三枚で跳んでブロックが決まっている場面が
これまでに何度も見られているから、
近い将来、この戦術が浸透するのかもしれない。

木村沙織ちゃんが顔にボールを当てられたシーンもかわいそうだったなぁ。
すぐに顔を押さえて動けなくなっていた。
おうおう!ドイツの選手よ!うちのサオリンになにしてくれるんじゃ!

残念な試合でしたが、負けていながらも日本に点数が入るプレー
が見られると気持ちが盛り上がります。
次のロシア戦はぜひ勝利を飾って欲しいです。
がんばれ!
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『スパークする思考』

2009-08-19 08:55:00 | 読書。
読書。
『スパークする思考』 内田和成
を読んだ。

「スパーク」というのは、ひらめきのことを言っています。
著者は、そういったひらめき(創造性)を生むためには、
情報の収集の仕方、整理の仕方にその源があると述べています。
アイデアというものは、無から生まれるものではなくて、
様々な情報同士の頭の中での化学反応で起こるとしている。

情報の収集の仕方でいえば、問題意識(興味)を持って、
日々生活することで頭にひっかかることができてくる。
それをパソコンなどにメモするのではなくて、
かなりおざなりに頭の中へ入れておくことが大事だ、
それがアナログ的やりかたで、それがいいんだと言っている。

そして、それらが頭の中で熟成し、折に触れてまた同じような情報に
出くわしたり、思い返したりして覚え、それを頭の引き出しに、
自分の興味を引くようなタイトルをつけて分類する。
タイトルのついた引き出しに、またタイトルをつけて情報を入れておく。
そうすることで、新たな情報が手に入ったときに、蓄えていた情報とのあいだで
化学反応が起こってひらめきが生ずるとしている。

情報収集には、1次情報と2次情報があると書かれている。
新聞や雑誌、グーグルなどの検索などは2次情報で、それらだと、
誰もが求められる情報だし、検索だとキーワード以外の発想が
広がりにくいという点などで、1次情報をより重宝すべきだと書かれている。
1次情報というのは、人と話をして、現場で見聞して得た情報のことで、
ネットの世界でもそういったものがあるということです。
そういった1次情報は臨場感が感性を呼び覚ましてくれるものだと。

だいたい、そのようなことが、簡潔に全編にわたって書かれています。
途中、例としてだされる著者のもつ頭の中に整理された情報とか、
そこから引き出される分析やひらめきが紹介されていて、
僕なんかには、なかなか目新しく面白い情報だなぁと、
ちょっと得した気分にもなりました。

題名を読むと、脳科学の本かと勘違いしてしまいそうですし、
読み始めてみると、口うるさい啓蒙書かとも最初は感じてしまう
かもしれませんが、そんなことはありません。
内容からして、そんな、人を束縛してガチガチに情報収集術を
叩き込んでやろうとか、そういう本ではないです。
なんとなく、時間つぶしにふら~っと読むには適した本だったかもしれません。

頭の中に引き出しを作って、情報を分類していれておくっていうのがね、
なかなか出来ないことだよなぁとも思いました。
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