Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

タイ料理を食す。

2014-09-01 00:09:50 | days
このあいだ、26日の火曜日の夜だけれど、
札幌のすすきの近くにあるタイ料理店「ジッラダ」に行ってきました。
両親の分の晩御飯を作ってから、従兄と合流して行ってきたんです。
うちはそういうところが面倒なところですが、しょうがないですからね。

久しぶりにすすきのあたりを歩くと、
きれいなお姉さんたちがたくさん歩いているのを眺められて元気になります。
また、ちょうど真ん前を歩くおねえさんの生足がしゅっとして、
細すぎもせずすごくきれいで、見惚れて歩いていたりします。

それはそれとして。

「ジッラダ」では、
僕はトムヤムクンとグリーンカレーを注文しました。
トムヤムクンって、あれはスープだけ飲むものなのかな、
具のような出汁殻のようなネギみたいなのだとかも入ってて、
さすがにそれは硬い繊維質で食えないやってなりましたが、
ニンニクだとかは食べてしまいましたよ。
レモンの強い香りと酸味にプラスして唐辛子の辛みがあり、
それらを持ちあげるようにベースに出汁の味がありました。
中鍋の下の固形アルコール燃料がまだ燃えている中、
どんどんそのおいしいスープをどんぶりによそってすすっていくんですが、
さすが世界四大スープのひとつといわれるだけあって、
その魅惑にとりつかれるように、ぜんぜん飽きずに、
2~3人前あったスープが胃の中に落ちていきました。
従兄にも小どんぶりによそってあげたのですが、
どうもこういう酸味ってあまり食べられないというので、
1/2杯程度しか彼は頂きませんでした。
僕にとってはおいしくて、満足しました。
僕がすすった大量のトムヤムクンは、身体をぽかぽかと温めるばかりではなく、
内側からのエネルギーに変化していったようです、それは発電のように。
そうやってトムヤムクンであったものは精気のように僕の身体をかけめぐり、
そこは同じアジアの風土としてはそんなに湿度と温度は高くない札幌であり、
そこから遠くない土地から来た者だったとしても、
異質でありながらもどこかで繋がっているような、
小さい頃から馴染んでいた料理ではなくても、
比較的受け止めやすい食として享受することになり、
タイの人たちと同じように、この料理で元気になる。
タイに最適化し洗練された料理は、日本で、
そこに住む者のその舌で理解できないわけではないです。
きっとタイ国のその風土にあって、もっともきらめくであろう効果は、
日本でも、いつもとは角度を変えた視座(いや、味覚の座なのですが)で
十分に楽しめるのです。

続いて、グリーンカレーがきます。
これは前にレトルトのものを食べたことがあって、
大体の味は知っていたのですが、
今回のグリーンカレーはそれよりも、当たり前かもしれませんが、
食べやすくおいしかったです。
エビとチキンが選べて、トムヤムクンがエビだったので、
カレーのほうはチキンにしました。さっぱりとした胸肉です。
前に食べたレトルトのほうではたけのこの細切りが入っていましたが、
今回のはスープ主体で、パプリカや茄子やししとうなどの夏野菜と、
たぶん、あれがパクチーだと思うのですが、
けっこう香りに独特の特徴と強さのある葉っぱがありました。
辛みもちょうどよく、僕なんかはあまり辛すぎるものを食べると、
鼻がぐずぐずしたり、汗が額や鼻の下に浮いたりするのですけれども、
そういうこともなく楽しめました。
どちらかというと、トムヤムクンのほうが辛かったです
(でも、ちゃんと食べられる辛さ)。
グリーンカレーはココナッツミルクの甘みと香りと、
なんで色がグリーンなのかは知らないですが、
これもタイ風の出汁が効いていておいしい。
ついてきたご飯はタイ米ではなかったですが、
日本米にもよくあうグリーンカレーでした。
トムヤムクンにグリーンカレー。
アジアの気候の本場のようにも思えるタイの料理を食することで、
僕の体質のうち、特にアジア的なものが元気になり癒された
ような気さえしました。

さて、従兄は、まずタイ風焼き鳥を注文していました。
一本もらったのですが、甘くないピーナッツクリーム
(ピーナッツ味噌みたいなもの)につけて食べるんですね。
かじるとピーナッツのコクとともにカレー的スパイスの風味も後からやってきて、
そのものもおいしいながらもさらに食欲が増進するような一品でした。
きっと、タイ国って暑い国なので、タイ料理は食欲を促進するような効果もある
スパイスの使い方をしているんじゃないか。

次に、従兄が注文したのは、
バジルと鶏挽肉の炒めたものを乗っけたご飯(ガパオライス)です。
これも、某弁当チェーン店のものを食べたことがあって、
それだと、少しナンプラーの香りがしたものですが、
今回のほうは、一口もらって食べたら、多少趣が違う味のように感じられました。
それが、本場の味、ということなのでしょうか。
ナンプラーを使っているかどうかはわからなかったですが、おいしかったです。
このガパオが最後にきた料理でしたが、従兄はまってましたとばかりに、
幸福そうな顔をして、もりもり食べていました。

この「ジッラダ」は月曜定休日の17:30~22:00までの営業だそうです。
さらにワンドリンク制なので、ソフトドリンクでもアルコールでも、
何か一つ飲み物を頼まないといけません。

僕の勘定は3000円をちょっと超えたくらい。
従兄は2000円ちょっとでした。
グリーンカレーとガパオライスの量は、それほど多いというものでもなく、
人によっては、足りないくらいかもしれないです。
大盛りにできたのかどうか、そこまでは気が回らなかったです。

店員のお姉さんが綺麗でしたが、発声というか発音がよくて(といって大声というわけではない)
パリッとしゃべるので、アナウンサー志望なんだろうかだとか思いましたが、
もしかすると、日本人と見分けのつかないような外見の、
日本語をきっちりとマスターしたタイ国からやってきた留学生なのかもしれない。
お客さんは、早い時間帯だったのもあると思いますが、僕らを入れて2組。
途中からそのお姉さんではなく、料理を作っていると見られるマスター(あるいはコックさん)が
料理を運んでくれたり、会計をしてくれて、もしかすると、
僕らのところに寄ってこなくなったそのお姉さんには嫌われたのかな
とちょっと申し訳ないような気持ちにもなりました。
でも、今度行ったら、きっとまたきりりとした応対をしっかりしてくれるんじゃないかな。
たぶん、杞憂です。

魅力的で、味わってみるとやっぱりおいしいタイ料理。
アジアンな味に飢えている人は是非いってみてください。

従兄がまた他のタイ料理屋さんにいって味比べをしてみたいようなので、
またいつか、違うタイ料理屋さんに行きそうです。
そのときはそのときで、おいしかったらまた書きます。

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