読書。
『村上春樹 雑文集』 村上春樹
を読んだ。
村上春樹さんの、雑誌などに載ったような文章やあいさつの文章など、
さまざまな「雑文」を集めた本です。
村上春樹さんの文章が好きな人だと、
喜んで読めちゃいますね。
彼の語り口で知る、F・スコット・フィッツジェラルド、
ジャズ、サリンジャー、などなど400ページにわたる
種々の書き物を読むことができる。
そこで知ったのが、村上春樹さんは、
いわゆる「見切り発車」型の小説家だということ。
というか、他の小説家の人がどう書くのか(綿密に筋立てを作ってから書くだとか)は
知らないので、それがどれほどの特殊性を持っているかはわかりません。
__________
でも、まあいいや、そのうちに何とかなるに違いないという
きわめて楽観的な見通しのもとに、僕は頭から小説を書きはじめた。
(ご存知かもしれないが、楽観的な精神は、不可欠な資質のひとつである)
__________
と本書の392-393pに書いてあるとおりなんですが、
あぁ、そういう書き方でもOKなんだなぁと得心したというか。
心配しないで、まずは書いてみるのがよいようなんですよね。
でも、文体とか、物語を書き通すことだとかには、
きっと、その人の読書歴の濃さや深さも関係してくると思えます。
その人の背景がどれだけあるか。
どんな想像をしてきていて、どんな人生経験を積んできたかも大切そう。
まぁ、それは今回は置いておいて。
村上春樹ファンならば、彼の長編小説を読むのと同じくらいの興奮度で
この本を手に取れるかもしれない。
というよりも、きっと、僕のこの本の紹介を読む頃にはもうはるか昔に
この本を読んだよ、といいのけるのが村上春樹ファンなのかもしれない。
いろいろ勉強にもなる、「雑文集」とは謙遜の、面白い本でした。
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『村上春樹 雑文集』 村上春樹
を読んだ。
村上春樹さんの、雑誌などに載ったような文章やあいさつの文章など、
さまざまな「雑文」を集めた本です。
村上春樹さんの文章が好きな人だと、
喜んで読めちゃいますね。
彼の語り口で知る、F・スコット・フィッツジェラルド、
ジャズ、サリンジャー、などなど400ページにわたる
種々の書き物を読むことができる。
そこで知ったのが、村上春樹さんは、
いわゆる「見切り発車」型の小説家だということ。
というか、他の小説家の人がどう書くのか(綿密に筋立てを作ってから書くだとか)は
知らないので、それがどれほどの特殊性を持っているかはわかりません。
__________
でも、まあいいや、そのうちに何とかなるに違いないという
きわめて楽観的な見通しのもとに、僕は頭から小説を書きはじめた。
(ご存知かもしれないが、楽観的な精神は、不可欠な資質のひとつである)
__________
と本書の392-393pに書いてあるとおりなんですが、
あぁ、そういう書き方でもOKなんだなぁと得心したというか。
心配しないで、まずは書いてみるのがよいようなんですよね。
でも、文体とか、物語を書き通すことだとかには、
きっと、その人の読書歴の濃さや深さも関係してくると思えます。
その人の背景がどれだけあるか。
どんな想像をしてきていて、どんな人生経験を積んできたかも大切そう。
まぁ、それは今回は置いておいて。
村上春樹ファンならば、彼の長編小説を読むのと同じくらいの興奮度で
この本を手に取れるかもしれない。
というよりも、きっと、僕のこの本の紹介を読む頃にはもうはるか昔に
この本を読んだよ、といいのけるのが村上春樹ファンなのかもしれない。
いろいろ勉強にもなる、「雑文集」とは謙遜の、面白い本でした。
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