*今日はタイトルについて 経験からのOpinion!
☆ 共通点
・ 自動車も犬も 四ッ足である。
・ 或る部分では実用面も多いが、購入に際しては趣味、趣向に強く影響される。(大型がいい、小型がいい、色、毛の長さ等)
・ 経済的側面 自動車、特に中古車も犬も基準となる価格が不透明である。「相場」があると言うが「下がりのトレンドの中に在る相場」である。
☆ Supplierの実情
・ どちらも保管に場所を取る。中古車販売の最大の「コストは地代と値べり」である。犬も餌を食べるし、繁殖しても次の飼い主(買ってくれる人)を探すのは時間が掛かる。
・ 商売では「在庫管理が一番大事である」中古車の在庫期間のメドは90日で、90日過ぎたら「長期在庫」になる。特に11月から12月は「年式変わり」で値落ちが大きい。
犬は繁殖して、60日が乳離れのメドであるが、始め、一胎児は殆ど差が無く、同じように見える。60日過ぎると個体差がハッキリしてくる。同じ値段では売り難くなる。
☆ ConsumerへのAdvice
・ 新車から始めて登録をされて中古車に成った時は定率償却1年の31,9%位値べりする。
・ その後は殆ど法定定額償却率1年分の15%位の値べりである。従って、自動車の償却額は年間15%÷12ヶ月=1,25%(例えば、100万円の車なら、月12,500円)である。買うときも、売る時も新車価格を基準に、この価格の流れを覚えて置くといい。
・ 中古車価格の成り立ちは、アメリカでも大体同じような傾向である。但し、アメリカでは中古車価格のガイドが地域毎に、 新車から中古車10年物までの価格表が新聞の様な形で売られていて、それには「private price」(個人間売買) 「dealer price」(自動車販売店)の価格が記載されている。(by Edmunds Used Car Price&Ratings)此れは、流通の仕方(個人間売買と販売店から買うことの違い)を消費者も良く知っているからだろう。日本でも 査定協会で小売価格のガイドブックは出来ているが、一般消費者は入手し難い。
・ 犬は専門誌を見てブリーダーに直接聞くしかない。よく犬種の特性を調べ、ブリーダーの性格をみて買わなくてはいけ ない。小学生の頃、血統書付きの犬が欲しく、父にネダリ或る有名デパートの蓄犬売り場から(3,000円、60年前)血統書付 の柴犬を飼って貰った。所謂、「赤一枚の鼻黒、尻尾は左巻き」だったが耳が立たないで柴犬としては欠陥品(レモン犬?)だった。最近ではチップを埋めたりして、犬本体と血統書の確認も出来るようになっているようだが、自動車と違って車台番号も無いし、よく事前調査する事が大事だ。