☆オークションの仕組み
・スタート価格=大体この位ならお客様のコールが入るだろうと言う価格
・売り切り価格=売り手が「この価格なら売りますよ」と言う価格 売り手が「秘話マイク」を通じてコンダクターと話し合う
・落札=成約価格 会場の「せり」が止まった高値
☆売り手= メーカー系オークションでは系列ディーラー中古車部門と担当者
☆買い手= 業者 青果、魚、花、ペット、等市場と同じ。団体に保証金を払い、加入している業者
☆コンダクター= せり人 オークショニアー オークションを仕切る大事な人
・一般的に会場には買い手が集まり席に座っている。
・大体週のスケジュルは売り手の締め切りが水曜日、それまでに現車を搬入、金曜日開催となっていた。
☆沖縄オークションで取り組んだ仕組み (1986年当時)
・当時、沖縄の市場は低価格車しか売れず、「業界用語で『スソ物』」と言われる物を船積みして、現地に運びオークションを開催していた。処が、売れ残った車は本土まで持ち帰ると船賃が掛り、それを見越して現地の業者に買い叩かれたわけである。
・此れの防止策として考え出したのが「写真による現車展示(船賃節約)」のオークションである。
・偶々、ニッサン系では当時、「手ぜり」でやっていた。中央に演台が在り、せり人=(コンダクター、オークショニアー)に日本一と言われたIさんが居た。この仕事は先ず「声が大きく通ること」「相場観が強いこと」「その日の市場の雰囲気=買い気があるか?どうか」等が瞬時に判断できる人でないといけない。Iさんは「手ぜり」の時代には人気者だった。
・売り手の方は大体、顔が見えないように通称「ブラックボックス」(後に調整室)に入り、会場の買い気を見ながらコンダクターに「モット、値段を引っ張って下さい」「もうこの辺で売り切りにして...」とかの指示をする訳だ。従来は此れをメモ用紙で手渡すようにやっていたが、Iさんは売り手とコンダクターの間で無線を使い「秘話マイク」で会話が出来るよう(スピーディーでスマート)な方法を用いていた。
・沖縄対策として、この「秘話マイク」に電話回線を使い、沖縄の会場には現車を持ち込む事無く「車の写真」を展示して「売り手は東京」に詰め、沖縄には「コンダクター」「車両展示は写真」と言う仕組みを作った。売り手側ディーラーは現車の同じ様な写真が取れるように「外観」「内装」「エンジン」の三面と写真機まで「オリンパスOM-10 」に統一して、「価格維持」と「船賃の節約」に取り組んだのである。
・今の時代。IT技術の進化で中古車流通は大きく変わって来ている。然し、原型は僕らが展開した「沖縄オークション」に有ったと思って居る。
・「中古車の市場はレモンの市場」と言われるように不透明な部分の多い市場である。然し、その戦術は非常に面白い。古い方はご記憶かもしれないが「ニッサン」の「Be-1」が発表早々オークションに出て、「新車価格」より高い値段で「流札」になり、一気に人気が沸騰した事がある。次の機会があればこの「価格操作」の裏話に触れてみよう。「大阪トヨタ」の架空登録が大きな話題を提供しているが、ディーラーの中古車部門は「業販」にのめり込んでしまうと命取りになる。今の世の中、何かすべての業界で膿が出ているようだ。
P,S Megu's Photo Gallary Photo from California を新設しました。
・スタート価格=大体この位ならお客様のコールが入るだろうと言う価格
・売り切り価格=売り手が「この価格なら売りますよ」と言う価格 売り手が「秘話マイク」を通じてコンダクターと話し合う
・落札=成約価格 会場の「せり」が止まった高値
☆売り手= メーカー系オークションでは系列ディーラー中古車部門と担当者
☆買い手= 業者 青果、魚、花、ペット、等市場と同じ。団体に保証金を払い、加入している業者
☆コンダクター= せり人 オークショニアー オークションを仕切る大事な人
・一般的に会場には買い手が集まり席に座っている。
・大体週のスケジュルは売り手の締め切りが水曜日、それまでに現車を搬入、金曜日開催となっていた。
☆沖縄オークションで取り組んだ仕組み (1986年当時)
・当時、沖縄の市場は低価格車しか売れず、「業界用語で『スソ物』」と言われる物を船積みして、現地に運びオークションを開催していた。処が、売れ残った車は本土まで持ち帰ると船賃が掛り、それを見越して現地の業者に買い叩かれたわけである。
・此れの防止策として考え出したのが「写真による現車展示(船賃節約)」のオークションである。
・偶々、ニッサン系では当時、「手ぜり」でやっていた。中央に演台が在り、せり人=(コンダクター、オークショニアー)に日本一と言われたIさんが居た。この仕事は先ず「声が大きく通ること」「相場観が強いこと」「その日の市場の雰囲気=買い気があるか?どうか」等が瞬時に判断できる人でないといけない。Iさんは「手ぜり」の時代には人気者だった。
・売り手の方は大体、顔が見えないように通称「ブラックボックス」(後に調整室)に入り、会場の買い気を見ながらコンダクターに「モット、値段を引っ張って下さい」「もうこの辺で売り切りにして...」とかの指示をする訳だ。従来は此れをメモ用紙で手渡すようにやっていたが、Iさんは売り手とコンダクターの間で無線を使い「秘話マイク」で会話が出来るよう(スピーディーでスマート)な方法を用いていた。
・沖縄対策として、この「秘話マイク」に電話回線を使い、沖縄の会場には現車を持ち込む事無く「車の写真」を展示して「売り手は東京」に詰め、沖縄には「コンダクター」「車両展示は写真」と言う仕組みを作った。売り手側ディーラーは現車の同じ様な写真が取れるように「外観」「内装」「エンジン」の三面と写真機まで「オリンパスOM-10 」に統一して、「価格維持」と「船賃の節約」に取り組んだのである。
・今の時代。IT技術の進化で中古車流通は大きく変わって来ている。然し、原型は僕らが展開した「沖縄オークション」に有ったと思って居る。
・「中古車の市場はレモンの市場」と言われるように不透明な部分の多い市場である。然し、その戦術は非常に面白い。古い方はご記憶かもしれないが「ニッサン」の「Be-1」が発表早々オークションに出て、「新車価格」より高い値段で「流札」になり、一気に人気が沸騰した事がある。次の機会があればこの「価格操作」の裏話に触れてみよう。「大阪トヨタ」の架空登録が大きな話題を提供しているが、ディーラーの中古車部門は「業販」にのめり込んでしまうと命取りになる。今の世の中、何かすべての業界で膿が出ているようだ。
P,S Megu's Photo Gallary Photo from California を新設しました。