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<Font size=2><西武球団社長のやるべき事>  ’07-3-13 

2007-03-13 13:14:54 | Massy's Opinion
昨日来、新聞、マスコミ等で大きく報道されている。「選手囲い込み」の裏金問題で感じたことを書くことにした。

日本の社会機構はすべて50年来の高度成長のなかで「皆で渡れば怖くない」式の風潮に押されて「倫理観」がなくなってしまったと思う。

僕は本当に野球界の隅っこに身を置きながら野球界を見てきたので、色んな事を近くで見たり、聞いたりして来た。西武の社長の談話を見たり聞いたりしていると「この期に及んで何しているの?」と言う感じが強い。

そして、コミッショナーも直ぐ「第三者を入れた調査委員会で。。。」と言うことになる。社内の会議をオープンにしたら...

何故「第三者を入れるのだろう?」「透明性を計るため...」選ばれた第三者には「お車代」「お食事代」そして、「栄養代」まで払うかもしれない。さらに記者発表には練り上げられた文面の発表。「希望枠」廃止の結論までには時間が掛かるだろう。もう、野球シーズンはプロも大學も始まってしまう。二人の若者の人生を台無しにした事は事実だ。

この際プロサイドはオーナー会議以下全ての会議を全部公開でTV 中継付きで行うべきだ。西武の社長も「会長時代から続いていた」とか言わずに各球団の関係者の前で「土下座」して会議の公開と希望枠の廃止を訴えてみたら如何だろう。どうせ貴兄のサラリーマン人生も「運が悪かった」なんていっても仕方ない。生きる道は真実野球界の再構築を訴えることだ。此れだけ国民的人気のある野球界が歪んできている。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」だ。将来、日本の野球界を立て直す切っ掛けを作った人と言われるだろう。

商店の大旦那が贔屓の芸者衆の舞台を見て喜んでいた時代の名残が日本のプロ野球の発祥だ。球団の歴史を見れば良く解る。そして、巨人一辺倒の文化が出来、自浄作用が出来ないまま今日に及んでいる。一般的に「先輩が後輩に飯を食わせる」体育会に根付く歴史的産物文化に営業的スキームが加わり、「栄養費」なんて言うのが出来てしまう。楽天の一場も本人は悪い事なんて言う意識は無かったと思う。そう言う事が罷り通る風土が問題なのだ。「先輩が後輩に飯を食わせる」にしても全て「良識」の範囲内でやるべきだ。プロ野球界の隆盛を考える時、12球団は公平でなくてはいけない。衆人環視の中では自社の利益主張だけでは済むまい。結論が出るまで「公開討論をやる」その道筋を作るのが西武球団社長の責任の取り方だ。