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<Font size=2><土地公示価格と統一地方選挙>  ’07-3-27</Font>

2007-03-27 21:22:52 | Massy's Opinion
先日土地の公示価格が発表された。どの新聞も平均が前年より上った事を大きくとり上げている。然し、中味を良く見ると東京都心地区の値上がりが激しく、地方では下がっている所もある。

都心地区では、ビルの再開発がドンドン進められている。この裏側には大手開発業者と従来パターンの銀行の大口融資があり、零細中小は追い出されていくケースが多いと思う。勿論、それなりに後継者問題、有利な交換条件等があることはあるが...僕自身も経験者だから開発を見るとその裏側が見えてしまう。多くの開発業者が持ち出す「等価交換」これは全て現状の状態での「みなし価格」による仮定であり、50年、60年先を見通して「交換」を決める事が必要だ。要するに土地の値段の値上がり率が場所により異なり、長い将来には資産価値に大きな差が出て、「ああ、等価交換に応じなければ良かった」と言う後悔をすることになる。中央と地方の地域格差の問題である。

統一地方選東京の知事選は面白い。僕は裕次郎と同期、石原兄弟、は好きだし、ファミリーは良く見ているし応援もして来た。然し、2期目位からの石原慎太郎は頭が良いだけに周囲が馬鹿に見えるのかもしれない。会社でも労組でも「稔るほど首をたれる稲穂かな」にしないと「矛盾と独善的な判断」をするようになる。「東京マラソン」を見て本当にそう感じた。青梅市も東京都ではないか?あれだけ草の根活動を続けて来たものを「東京青梅マラソン」として大きなバックアップを続けられなかったのか?東京マラソンをこれから何年も続けていくのならば、累積される費用は莫大なものになる。確かに「排気ガス規制」 目を引く効果はあったが、東京から日本を変える効果は少なかった。中小の運送業者は規制外に地区に車庫を作ったり、新車に代替したり、大きな負担を払った筈だ。

色々考えて行くと環境問題を考えながら、一方で環境破壊をしている矛盾を感じる。「土地の用途地区の緩和」「再開発」「大手開発業者への融資」「高い家賃と管理費」「零細中小事業者のシャットアウト」この循環を止める事が必要だろう。都知事や石原のぶてる先生は区や都の計画審議会がどんな運営をされているのか知っているのだろうか?根回しと形式的運営で酷い物だ。

*「新銀行東京」へ行ってみたが、窓口の言葉は柔らかいが内容は信金や組合ほど「貸そう」と言う意識は受け取れなかった。あれではキット従来の大手行と同じ貸し出し基準で、中小零細えの貸し出しは増えない...従って、収益は上らないだろう。

*黒川紀章が立候補する理由が解った気がする。今度の選挙は選挙民が真面目にマスメディアに躍らせられないように慎重に考えなくてはいけないと思う。 安倍総理もシッカリして欲しい。

P,S '07-3-28 朝日新聞夕刊22面 タレントのダニエル・カールさんの記事が出ている。選挙権のない人の方が客観的に判断できるのかも知れない。