“怒”
☆本当に何故今頃「ボールの反発力が昨年の統一球と違う」何て言う話が出て来たんだろう? 僕は、今のNPBが読売主導でやられて居る事に以前から大きな危機感を感じていた。 先ず、「加藤コミッショナーが野球は好きらしいが本当の日本の野球界をご存じない」と思って居た。高野連も社会人野球も大学野球も歴史が古いだけで、その都度、パッチワークの様に組織を作ってきているから、野球界はどうしようもない組織に成ってしまっている。
☆プロ野球の経営問題もセントラルより冷や飯を食って居たパシフイックの方が自立経営に目覚めて、日ハムの様に地域市場を開発。そして密着をしたチームが生まれて来ている。 プロ野球~読売、高校野球夏~朝日、春選抜~毎日、社会人~毎日とそれぞれ企業メリットを一義に新聞社主催や後援で歴史を積み重ねて来たのはよく解る。然し、自分たちだけを中心に考えるナベツネ主導のプロ野球界は本当に困った問題だ。
☆選手の年俸アップに伴い、契約の仕方も細かい項目が持ち込まれて居る筈だ。その項目 に一番大きな要素に成るのがボールだろう。プロ野球の労働組合もここまで気が付かなかったとしたら、知恵が足りないと思う。聞くところによると以前は各チームに馴染みの運動具店が有り用具の提供をチームごとに行って居た。大学野球も同じである。今回のプロの統一球問題では従来の業者を全部切ってミズノに一本化したそうだ。何か利権の匂いを感じる。
☆NPB機構が各球団にお詫びと説明に行くらしい。一体どんな説明をするのだろう?早く聞いてみたいものだ。基準作り、厳重な検査そして作るのは各球団の出入り業者、違反したら厳しく出入り差し止め。基準を勝手に変えてしまうのは酷い越権行為だ。この際、大リーグとも同じ基準球にするべきだ。 ☆加藤コミショナーの発言を新聞や何かで見たり聞いたりしていると「知らなかった」発言から大分変わって来て居る様だ。Wikipediaは流石に早い。凡そプロ選手の労働問題に関する意識の程度も解るが、「アメリカと日本は使用球が違うんだ」で済まされる問題意識の足りなさも問題だと思う。残念ながら加藤コミショナーの出身高校は僕の中学と一緒。 勿論、安倍総理も一緒、僕の同級生には、勲一等が4人もいる勿論大学は東大。加藤さん本当に味噌を付けたな。しかも、解決方法は「第三者委員会」に任せる今流行の調査。 ご自分で「良し、悪し」をハッキリすればよい。
☆「統一問題」は「南北統一から」「通行区分」、「電気のサイクル」、等身の回りに沢山ある。「チョットした気遣いと将来を考えればよい処」が見過ごされてしまっている。
☆人材育成も叫ばれるが、コミショナーには10年後松井秀喜にやらせたい。これから5年アメリカの大学へ通い、5年大リーグのコミッショナーの下で勉強して日本へ帰ってくればいい。 そして、野球界全体の良い組織を作り上げて欲しい、切なる願いだ。