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“Letter To Hiroko Isomura”   ‘22-1-11

2022-01-10 22:28:22 | Massy's Opinion

★Massy‘sOpinion

*磯村 浩子 先生

お年賀状有難う御座います。相変わらず自動車に係るご研究続けて居られる由、何よりと思います。平素、新年共にご無沙汰を致し申し訳ありません。何とか小生も生きながらえて居りますが、世の中は全く希望する方向とは、真逆の方向に進んでいる様で、又余り将来を語り合う、論議し合う仲間も少なくなり、一体将来はどうなるんだろう?と思いながらコロナの渦に巻き込まれて居ります。幸い、コロナには襲われて居りませんが、この2年間アッと言う間にすべての会合は延期になり、小生宅は井の頭線の浜田山ですが、渋谷には3回程度しか行って居りません。生活体形が全く変わってしまいました。自販連も寺島さんも亡くなり、体調不調の中、良く小生宅に電話があり、話をしたのですが、寂しい限りです。

磯村先生の「レモン法」のご報告以来既に20数年経つのですから致し方無いかも知れません。あの頃以降、ブログを始めまして、元京大の塩地先生の「中古車の国際流通問題の研究会」に入れて頂き‘85年迄外部研究員として研究会に参加して居りました。中でも、熊本大学の外川教授、北海学園大学の浅妻教授、千葉大学の福田教授さん達は我が家にもお出でになり色々実務の話を致しました。ネットを始めてから、JAFのラリーの審判長をされて居た福井さんー(元ヨーロッパトヨタの副社長)等とも懇意に成り「通行区分の世界統一問題」を議論させて頂いたりして居りました。専ら皆さん「自動運転」の方に目が向いてしまいます。

今は御存知のように「電気自動車」です。一体今、動いて居る自動車を如何するつもりなのでしょうか?過日、明大で中国人の先生方が集まって自動運転車の研究に付いての会議がありました。小生は、途中で通行区分特に中国のメインランドと香港ハンドル左右の違いの話を質問しました。議長をしていた偉そうな先生が「それはどういう事ですか?」と質問されました。其処で世界には「ドーバー海峡」「ベトナム」「深圳」の3か所に左右の通行区分を変える処がある。中国は「メインランド」は‘80年代に右側通行から左側通行に変えていると言う話をしました。中国人の大学の先生方は誰も知っている方は居ませんでした。日産では、「中古車の流通を考えた車造り」と言う話を理解されたのは、久米社長だけでした。

100年に一度の「新しい資本主義」の時代に「球環境を奇麗に...」言うのが本当に必要な時代でしょう。元京大の塩地先生の研究会は先生が定年で鹿児島短期大学学長に栄転されて以来研究のテンポが遅くなり、一応関西大学の先生が引き継がれる事になって居ります。

参加されるメンバーも大分顔ぶれが変わるでしょう。自販連も全く顔ぶれが変わりました。

ディ―ラーも顔ぶれが変わり、メーカーとディーラー間の契約のテリトリー制はある意味、専売権としてディ―ラーを守って居ましたが、恐らく垣根が無くなって行くような競争が始まるでしょう。

先生の「レモン法」は当時、インパクトがありました。最近そう言う意味では問題提起が少なく、(問題が大きく多すぎて)generation gapでしようがないのかなと考えて居ります。最近ワイフの替わりで、よくスーパーに買い物に行きますが細かい字の明細をよく見て、色んな製造、流通に関わっている人々の姿を想像しています。

どうか先生も研究を続けられ発表される事を期待して居ります。平素のご無沙汰を謝し業界の近況をご報告致します。

                                             MassyAcademy   増田 弘