3年生で相似の学習をしている。相似の学習には「比」について修得させなければならないが、小学校では比をあまり教えていないようだ。なぜなら、今年度から使っている3年の教科書に「比の値」の記述があった。これまではなかったことだ。比の値は小学校で既習事項になっていたはずなのに・・・。
小学校学習指導要領を見てみなくてはいけないのか。
2:3というときに2/3を比の値という。2と言う数が3の何倍かを表す。
つまり前の数とあとの数との関係を「倍」で表したのが比の値である。
(比の値が等しいと言うこと)=(倍が等しいと言うこと)=(比が等しい)
ということが言える。
「比の値が等しいと言うことは、比を作っている2つの数の関係が同じということだから、2つの比は等しくなる」と説明すると、何となく分かったような顔をしていた。こうしたことから、やがて(外項の積)=(内項の積)を導く。
ところでx:8=3:2は上手く解いてくれたのに、9:4=x:6となるとつまずく生徒がいた。
x:8=3:2では2x=24がなりたち、x=12
9:4=x:6では4x=54なので、x=27/2 (または13.5)分数や小数になるとつまずくようだ。
「x=27/2が正しいか検算するね。x:6=27/2 : 6 = 27/2 : 12/2だから1/2が27個対
1/2が12個だよね。つまりこれは、27:12。3で割って9:4。だから正しいね。
とやる。
「x=13.5だったらどうかな? x:6=13.5:6=135:60 5で割ると 27:12 つまり9:4
これもOK」
こういう説明をしているが、説明の前に比の簡約の原理を教えておく。(続く)
小学校学習指導要領を見てみなくてはいけないのか。
2:3というときに2/3を比の値という。2と言う数が3の何倍かを表す。
つまり前の数とあとの数との関係を「倍」で表したのが比の値である。
(比の値が等しいと言うこと)=(倍が等しいと言うこと)=(比が等しい)
ということが言える。
「比の値が等しいと言うことは、比を作っている2つの数の関係が同じということだから、2つの比は等しくなる」と説明すると、何となく分かったような顔をしていた。こうしたことから、やがて(外項の積)=(内項の積)を導く。
ところでx:8=3:2は上手く解いてくれたのに、9:4=x:6となるとつまずく生徒がいた。
x:8=3:2では2x=24がなりたち、x=12
9:4=x:6では4x=54なので、x=27/2 (または13.5)分数や小数になるとつまずくようだ。
「x=27/2が正しいか検算するね。x:6=27/2 : 6 = 27/2 : 12/2だから1/2が27個対
1/2が12個だよね。つまりこれは、27:12。3で割って9:4。だから正しいね。
とやる。
「x=13.5だったらどうかな? x:6=13.5:6=135:60 5で割ると 27:12 つまり9:4
これもOK」
こういう説明をしているが、説明の前に比の簡約の原理を教えておく。(続く)