TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

「は」と「が」

2007年12月06日 17時39分32秒 | 数学
 2年の図形指導。
対頂角は等しい。

平行線の同位角は等しい。
平行線の錯角は等しい。

同位角が等しいから平行である。
錯角が等しいから平行である。

これは2年で習うところ。
文章中の「は」と「と」がの使い方に注目して欲しい。

ところが、数年前の3年の教科書にこんな記述があった。
「対頂角が等しいから、角○○○=角○○○」
「三角形の内角の和が180度であるから」
普通は、
「対頂角は等しいから、角○○○=角○○○」、
「三角形の内角の和は180度であるから」とあるべきところ。

どうして「が」を使うのか?
 教科書会社の方に問い合わせたら、「『が』を使うのは強調するため」との説明があった。

 しかし私はこの説明では納得できなかった。
「対頂角が等しいから、角○○○=角○○○」というと
何か特別な対頂角があって、それが等しいような印象を受ける。

「三角形の内角の和が180度であるから」
これもおかしい。
やはり何か特別な三角形の内角があるような・・・。

 教科書会社からは「先生はどのように指導しているのか?」との
問いがあったので、それまでの「は」と「が」の使い方を調べてみた。

どんな違いがあると思いますか?(続く)


コメント (2)
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