TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

「は」と「が」のはじめ

2007年12月13日 17時46分41秒 | 数学

 私が「は」と「が」について気づいたのは、旧教科書(2年前使用)の、3年、相似の単元にあった証明だった。図のファイルがあったのでアップして説明しよう。

以前の教科書の記述(たぶん)

 図のように,円Oに2つの弦AB,CDをひき,その交点をPとします。
このとき, △ACP ∽ △DBPになることを証明しなさい。


証明
 △ACPと△DBPにおいて 

対頂角等しいから
∠ACP=∠DPB  …(1)

 弧CBに対する円周角は等しいから
∠CAP=∠BDP…(2)

(1),(2)より,2組の角がそれぞれ等しいから 
  △ACP ∽ △DBP

ということ。これが旧教科書。
「対頂角『が』等しいから」というところが問題の箇所だった。

 で、こだわったというわけ。

この「が」は、現行の教科書では「は」になっている。

 

 

コメント
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